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一年に数日しか会えない花

毎年、わけてもらうご近所さんのミモザ、今年もやっと会えました♡
大きな枝は花瓶に、小さい枝は、リースに。
そのままドライになっても一ヶ月くらいはきれいですよね。

一年にたった数日しか咲かない。
でもミモザの木の中には、花を咲かせる情報がずっとある。
誰も見ていなくても、ずっと準備しているんですよね。

「花というものは、たいてい一年に一度、それもほんの四、五日咲くだけのものです。
花たちは、このほんの数日、世の中へ出て光や風に会うために、何ヶ月もときには、何年もじっと耐えているのだ」
中国の昔話「花仙人」の中の言葉を思い出しました。
「おはなしのろうそく 21」(東京こども図書館 松岡享子編)

一年にたった数日しか咲かない。
この時期にしか会えない。
だから、待ち遠しくて、飽きなくて、新鮮なんですね。

ミモザに限らず、自然の中で咲く花というものはそういうもの。

やはり、この時期にしか咲かない「モクレン」の写真を、
木象嵌作家の蓮尾さんが、アップされていました。
その写真が、あまりに美しく、残像が私の心の中に残っています。

作曲家が曲を作る前、心の中にすでにあるもの。
画家が絵を描く前に、心の中にすでにあるもの。
詩人が詩を書く前に、心の中にすでにあるもの。

蓮尾さんのモクレンの写真を見ながら、
木象嵌の芸術作品になる前に、
蓮尾さんの心の中にすでにある美意識。
作品になる前の前の段階での、光の卵のようなものを、見せていただいた感じがして、ちょっと興奮しました(笑)

noteってありがたいなあと思います。

人やものの魅力というのは、実際に会っている時よりも、
別れた後の、余韻ではないかと、私は思っています。

美しい余韻が残る人、もの。
温かい余韻が残る人、もの。
愛らしい余韻が残る人、もの。
楽しい余韻が残る人、もの。

誰も見ていない孤独の時間に、そういう魅力は作られる。
だから、誰も見ていなくても、
自分を大切な人として扱うって大事なんですよね。

世の中には、素敵な人がたくさんいますね。

さあ今日も、深い呼吸でリラックスして、
今日できる小さなことを、心をこめてたんたんとやっていきましょう。
「人はみんなクリエイター」です😊

少しドライになってもかわいいミモザ♡

あなたにとって良い日になりますように♡


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