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心に風が吹き、かかとに炎が燃えている

昨日、他の方の記事のコメント欄に、ある方が「心に風が吹きました」と書かれているのを読んで、この本「心に風が吹き、かかとに炎が燃えている」(ターシャ・チューダー 編・絵 内藤里永子 訳 メディアファクトリー)を思い出しました。
ターシャ・チューダーが家族とともに愛した詩がたくさん載っている詩集です。

「心に風が吹く」・・心が動く。良いですね。
記事を書かれた方も、コメントされた方も私よりも年上の方です。
心を動かせる記事。そしてそれを読んで心が動く。心が瑞々しい、心が若い!っていうことですよね。
そしてそういう方は「かかとに炎が燃えている」んですよね。素敵だなと思います。

「心に風が吹き、かかとに炎が燃えている」は、
イギリスの児童文学の作者でもあり、詩人でもある
ジョン・メイスフィールドの詩「放浪者のうた」の一節です。

[・・・だから行く。街の喧騒を離れて。なぜなら、ぼくの心に風が吹き、かかとに炎が燃えているから。」


翻訳をされた内藤さんのあとがきも心に響きました。

「・・・日常の背後にある不思議な力に触れていただきたいと願います。ターシャ・チューダーは好んで引用しています。ものの背後にある「喜びをあなたの手で掴むように」と。」

これは別の本で読んだ

「世の中の憂鬱は影に過ぎない。そのうしろ、手の届くところに喜びがある」
(フラ・ジョバンニ 「フラ・ジョバンニの手紙」より」)
この詩の引用ではないかと思います。

先日もやっとした憂鬱な出来事があり、ひとり静かに自分の心を観察しました。その憂鬱の後ろに、ほんの少し見えてきた、自分の生きたい世界、少しづつ少しづつ視界が広がる。そして、
喜びも少し見えてきたような感じがしています。

この詩の理解が少し深まったような気がします。

喜びを掴むのは「自分」しかいない。
他の誰かが「はい、これ、あなたの喜びですよ」と持ってきてくれたりはしない。自分の「憂鬱」がそれを教えてくれることもあるのではと思います。

喜びは、自分の手で、自分の正直な心で、自由な心で掴むしかないんだなと思います。

心を動かし、行動して。
「心に風が吹き、かかとに炎が燃えている」 

お忙しい中、読んでくださってありがとうございます。

良い日になりますように♡



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