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二回見る ていねいに見る

この絵は、1945年に描かれた
アンナ・メアリー・モーゼス(グランマ・モーゼス)の
「石けんを作り、羊を洗う」のポスターです。

今から、30年くらい前に、田園風景を描いた絵を、雑誌で見た時、何て静かで、なんて温かい絵なんだろうと感動したのをよく覚えています。
その後、そのグランマ・モーゼスが、農場の主婦として生きていて、
70代後半に、はじめて絵を描き始めたというのを知って、驚き、ますます
彼女の絵が好きになりました。

そして、絵を見ていると、絵を描く何十年も前から、彼女は、日々を丁寧に生きてきたんだということがわかりました。

本当にていねいに、ものをよく見ていたんだと、そう思いました。

ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の家」のとうさんが、メアリーの目が悪くなった時に、ローラに「ものをよく見なさい。一回は自分のために、二回目はメアリーのために、よく見るんだよ」というようなことを言っていたなと、思い出しました。
そのローラもまた、64歳の時に、最初の小説をかいています。

世の中には、歳を重ねても、輝き続けた素敵な女性がたくさんいます。
そういう人に、少しでも近づいていきたいなと思います。

今日をていねいに生きていこうと、そう思います。

よく見ていたら、グランマの絵の雲が「生きる」に見えた♡

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