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詩のようなもの

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詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
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2021年10月の記事一覧

【詩】 瓶の蓋

何度話し合ってみても 瓶の蓋は開かなかった。 どんなに真摯に向き合おうとも 放置していた…

【詩】 紙人間

指を切った紙を 覚えてなんかいないのに 傷つけられたあの人を 忘れられなかったりする。 …

【詩】人生サーフ

ずっとパドリングをしていた。 その間に皆は 手頃な波を見つけて 上手く乗ったり たまに失…

【詩】 IHコンロ

すっかり火が付かなくなってしまった。 付けても付けても 燃えなくなってしまったのは 大切…

【詩】 リバーシブル

空は遠くで 青から赤へ向かって行く。 都会へ出て 纏っていたものを 裏返しに着てしまった…