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「箱」と外向き思考(その17) 外側の三角形

よりよい人間関係を築くとともに、組織やチームの成果を高めることができる考え方である「『箱』と外向き思考」について書いています。

今回は、外向き思考と内向き思考について、図解で説明してみたいと思います。
ここでキーワードとなるのが「外側の三角形」です。

まず、こちらの図をご覧ください。
これは、外向き思考、つまり箱の外にいる状態を表しています。

スクリーンショット 2020-09-24 9.15.21

三角形が二つありますね。
1を「内側の三角形」
2を「外側の三角形」
と呼んでいます。

箱の外にいるとき、私たちは相手を「人」としてみています。つまり、自分に目標や課題やニーズや挑戦したいことがあるのと同じように、相手にも目標や課題やニーズや挑戦したいことがあると考えることができます。
その、相手の目標・課題・ニーズ・挑戦を表しているのが「外側の三角形」です。

そして、「内側の三角形」は、自分自身の目標・課題・ニーズ・挑戦を表しています。

自分が箱の外にいれば、相手の目標・課題・ニーズ・挑戦に自然と興味を持つことができます。そして、そのために何か力になれることがないかと考えます。そして、相手のために行動しようと考えます。

図で説明すると、「外側の三角形」に意識を向け、それを知り、役立ちたいと思うことで「内側の三角形」を修正します。そして、相手の目標達成に貢献しながら自分の目標も同時に達成するように行動します。

これが箱の外での相手との関わり方です。

一方、次の図をご覧ください。
これは、内向き思考、つまり箱の中にいる状態を表しています。

スクリーンショット 2020-09-24 9.15.34

先ほどの図と比較して、いかがでしょうか?
「外側の三角形」がありません。
正確には、本当はあるのに自分の目に入っていないということなのです。そして、「内側の三角形」が自分のほうを向いてしまっています。自分の目標や課題やニーズや挑戦が、自分のために考えられたり行われたりしていることを表しています。

この状態は、相手の目標・課題・ニーズ・挑戦を無視しているので、すなわち相手を「物」として見ているということに他なりません。

いかがでしょうか?
この図式を頭に入れておくことは、マインドセットを内向きから外向きに変えるためにとても役に立ちます。
この続きは次回、「外内外の法則」で紹介します。
どうぞお楽しみに!

株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/


「『箱』と外向き思考」は、アメリカの Arbinger Institute という機関が生み出した考え方で、今では世界中の国で、自己啓発や組織開発に用いられています。日本では、福岡に本社を構えているアービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社が日本の総代理店としてセミナーやコンサルティングを提供しています。
弊社は、アービンジャー・インスティチュート・ジャパン株式会社の代理店として、その普及に努めています。「箱」や「外向き思考」についてもっと深く知りたいという方は、無料説明会や有料セミナーに是非ご参加ください!
https://www.fl-a.co.jp/seminar/

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