多趣味でいいじゃん
私には、ここ数年気にしていることがあった。
それは、一つのものに没頭することができていないということである。
アイドルやスポーツチームなど、所謂「推し」の存在があったり、ゲームやものづくりなど何か打ち込める趣味があったり。
私は○○に関してなら誰にも負けない、といった誇りを持っていたり、「生きがい」のようなものがある人は羨ましいな、と思ってしまう。
何年か前まではバンドやアイドルのライブを他の地方に遠征してまで見に行ったりもしていたけれど、なんとなく興味が減ったのか、それともコロナのせいか、気づいたらそんな熱狂もなくなってしまった。
今はなんとなく昔好きだった音楽を思い出して聞いてみたり、Twitterのタイムラインでたまたま見かけていいなと思った人をフォローしてみたり、そんな毎日を過ごしている。
私がプロフィールに書いている「ラブホ好き」「純喫茶好き」などだって、毎週○件回ってます!みたいなSNSの投稿を見ると上には上がいるんだよなと思うし、そんな人たちがいることを考えたら私がラブホ好きや純喫茶好きを名乗ってもいいものなのだろうか、とも考えてしまう。ニワカのくせに失礼じゃない?ってね。
でも、最近ちょっと考えが変わって、開き直ることにした。
多趣味でいいじゃん、って。
狭く深く没頭できるタイプの人もいれば、広く浅く楽しむのが好きな人もいる。私がたまたま後者だっただけの話だ。と、思うことにした。
私はこれからも楽しそうなことには沢山頭から突っ込んで、楽しいところを沢山いいとこ取りできるような、そんな自分であり続けたいと思う。
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