「いいね」「フォロワー数」に惑わされない

最近instagramに投稿する気持ちが上がりません。それは自分が目指す写真と、「いいね」が沢山つく写真にギャップがあると感じることが多いからです。

写真を始めたきっかけはinstagramで、ポートレートを撮りたいと思ったきっかけもinstagramで、かつて目指していた写真はinstagramでフィーチャーされている写真で、自分の写真がいかにしてフィーチャーされるか考えていました。

3年写真を撮り続けて色々な写真を撮ってきて、自分の中で変わったことも沢山あるし、当初からずっと変わらないものもあります。

変わらないものは、やはりポートレートを撮りたいんだということです。でも、大きく変わったのは、当初好きだった、雰囲気写真とか、一枚ですごくキマった造られた写真とかじゃなくて、その人と過ごした時間、その人の魅力を大切にした写真を撮りたいということです。 モデルがその人だからこそ成り立つ写真が良いです。

写真を見る目は確実に変わったし、自分の中でもある程度撮りたい写真もはっきりしているし、自信もついたので、「いいね」がつかないから自分の作風を変えるということもありません。でも、自分と同じような写真で自分の写真の何倍もいいねがついていたりします。自分の写真の方が良くないか?と思うことも多々あります。フォロワー数が多い=写真が上手いみたいな先入観はあって、フォロワー数の多い人が撮った写真は、そんなすごくないのに「いいね」がたくさん付きます。その辺難しくて、写真へのいいね、と同時に、その人自身へのいいねでもあるわけです。その人の世界観にいいね、というべきか。それは「この人の写真だからいいねを押したくなる」と思わせるだけのブランド力をその方が作ったのであり、それはすごいことだと思います。

でも、いいねが沢山ついていても、正直何がいいんだか分からない雰囲気写真や、光の捉え方が残念だったり、心に響かなかったりする写真ばかりです。

今からinstagramに参入しても、正直もうインスタ自体衰退期なので、フォロワーはなかなか増えないでしょう。今人気のフォトグラファーと同じようなギャラリーを作っても同じ結果にはなりません。このタイミングではもう遅いです。これからビッグなアカウントになるには、それだけの斬新なオリジナリティを打ち出さなくてはなりません。もううんざりです。

正直言って数字に疲れています。

instagramはもういいかな、と思い始めてます。
そこで最近着目しているのがVSCOコミュニティです。フィルターアプリですが、コミュニティ機能があって、世界中のアマチュアフォトグラファーが写真をアップしています。写真が本当にハイレベルで、刺激になります。

その特徴は

「いいね」「フォロー」はあるけど、いいねの数もフォロワーの数も表示されない

ことです。

いいねされると通知は来ますが、自分にだけしか来ません。

SNSでは「数」にうんざりする事ばかりですが、こちらではその悩みはありません。先入観なしで写真を見られるし、見てもらえるのです。

最近はそちらへの投稿が楽しくなっています。

でもこうして見ると、自分はまだまたSNS映えを意識した写真を撮ってるんだなーとも実感します。

よかったらご覧下さい。

写真を一枚投稿するだけでなく、「ジャーナル」として、ブログ的、ポートフォリオ的に活用することもできます。
https://vsco.co/fkishin0907/journal/HqUdRW
https://vsco.co/fkishin0907/journal/light-in-dark

これからはこちらに本腰を入れていきます。

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