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🪷般若心経異聞🪷五蘊🪷素直に読み解く般若心経

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お釈迦さまの説かれた五蘊とは

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五蘊とは人がこの世界をどの様に捕えているかと言うことです。

言い換えればこの世界で起きているすべてのこと又は現象です。

人はこの世界を現象でしか捕らえることができません。
現象から得た情報を分析し識別することで認識します。

この情報伝達の流れが五蘊なのです。
神経細胞による情報伝達の仕組です。

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色蘊→ 受蘊→ 想蘊→ 行蘊→ 識蘊

色蘊
人は感覚で身の回りの現象を感じ取ります。
感覚器官または感覚力です。感覚のことです。
眼・耳・鼻・舌・身・意(六根)のことです。

受蘊
色蘊(感覚)の対象となるものが受蘊です。
六根にそれぞれ対応した情報です。
色・声・香・味・触・法(六識)のことです。

想蘊
受蘊の情報を知覚し判断するのが想蘊です。

行蘊
想蘊に対して起る思いや意識や感情などです。

識蘊
想蘊と行蘊の情報をまとめ識別し認識します。
知識や記憶でもあります。
想蘊・行蘊・識蘊で(六識)のことです。

五蘊
これが五蘊の考え方です。
この世界の捕らえ方であり。
捕らえた世界でもあります。
この世界すべてのことです。

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感覚も知覚も意識も認識も人それぞれで異なります。
人はその人それぞれの独自の世界を見ているのです。

心(脳内)につくられた虚構の世界だとも言えます。

六根と六境を合わせて十二処それに六識を加えて十八界です。五蘊のことです。

五蘊とは一切行または諸行のことでもありです。

この世界の現象は常に移り変わって行きます。
また心(識)も常に一ヶ所には留まりません。

諸行とはこの世で起きているすべてのことです。

五蘊皆空とは
一切行皆空であり諸行皆空であり
諸行無常のことです。

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