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vol.2 貴族と奴隷の間にあるもの ~お金持ちになるために何から始めたら良いか分からない人が聴くオーディオブック~

サウザーの一人白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(55:31)は購入後に視聴可能。

第二話。

久しぶりに聴き返しての感想として、後半にかけて一気にヒートアップしてゆく感じが作者(ワイやないか)は寿命削ってるなあみたいな。

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作り手が貴族化して満ち足りちゃっている感。
トゲが無くなっている感。
ゆえにコンテンツがつまらなくなった、として去ってゆく受け手。

ある種、創作者の宿命ではなかろうか。ライフサイクルとも言うべきか。

これを書いている今の僕も、まあ何というか経済的な側面で言えば、もう上がってると思う。

おそらく今後も、山あり谷ありいろいろな苦難はあるだろうけれど、たぶんそれはその時の自分が何とか打開策を見つけてクリアするだろうし、育って来た社員らが何とかするろうし、どこかの誰かがヒントをくれたりして切り抜けてゆくんだろう。

毒気が抜けてゆく。

僕もまた例外ではない。

トゲ、毒気、それは創作者本人の心の激しい動きであり、簡単に言えば怒りであり、それは料理でたとえれば塩分のようなものである。

完全に毒気の抜けきったコンテンツというのは、精進料理みたいな体に優しい薬膳スープのようなものだ。確かに健康には良かろうが、薄味で、美味しいとは感じない。何しろ受け手の側の血圧が上がらない。

若者に必要なものは血圧である。

これから勤め人卒業を目指して坂道を駆け上がろうとしている君にとって必要なものは、塩分であり、脂分であり、なんとかこのうだつの上がらない境遇から這い上がりたいというギトギトした情熱である。

今満ち足りているこの僕も、何年か前から今日のこの日のような毒気の抜けた自分を想定し、そして備えて来た。創作に必要なものは塩であり脂であることを忘れぬように。

オーディオブックで伝えるべきは、繊細なデータだとか細かい計算ではなく、情念であると。

どうか安心してほしい。

この一人語り白熱教室では、オーディオブックにおいて絶対に欠かしてはならない『塩分』と『脂分』を豊富に含ませている。資本主義ゲームの攻略に必要なものは何か、大筋での理解を得ながらも、聴き手の血圧を上昇させることができる作りにしてみた。

「よし!やるぞ!」

と思ってくだされば良い。聴き手の血圧を上げガッツを高める、その一点にのみ注力している。

あと、勤め人やってたら勤め人世界からの同化圧が及んでくると思うけれど、資本家なんてさっさと諦めて同化してしまうもよしだ。同化したくない人は抗うと良い。あくまで俺は俺の人生を生きる、と。

抗う道を選んだならばこのオーディオはきっと力になるだろうと思う。


聖丁

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