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vol.5 貴族と奴隷の間にあるもの ~お金持ちになるために何から始めたら良いか分からない人が聴くオーディオブック~

サウザーの一人白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(56:49)は購入後に視聴可能。

第五話(全六話)。

2022年7月19日記す。

すっかり内容を忘れていたので聴いてみましたが、実に、基本的な内容だと思う。ギャンブル、酒、タバコ、お金持ちを目指していく上では無用であると繰り返し言っているのである。要するに、

「期待値マイナスのことはするな」

と。

実にリアリズムが行き過ぎていて、寒々しくすらある。夢が無い。ひたすら現実。

つまりこれは弱者の戦い方だと言うことだろう。

資本主義ゲームの強者は生まれながら類いまれなビジネスセンスやタレント性カリスマ性を持っていて、お金持ちになりたいとなればたとえばyoutuberになったりして、瞬きする間に物凄いフォロワーを得て、初期投資不要(ごくわずか)で広告料収入を稼ぎまくって、それを元手に実ビジネスで勝負、など、常人離れした飛び道具を使うものである。

奴らは何をしてくるか分からない。

実のところ彼らは努力もしていない。

「虎や獅子が筋トレするかね?」

強者とはそう言うものである。

が、僕を含む多くの人間は天才では無い。選択と集中、努力と節制、勝つためにはこれしか無いのである。

小さな体格に訓練で筋肉をつけ、繰り返しの反復練習で合理的なフォームを習得し、とりあえず凡人の域を抜け出す。

凡人をワンパンできるようになっても、用心深く生きるのである。強い相手を避け、弱い競合とだけ勝負し勝ちを拾う、これこそがリアリズムだ。そんな、徹底したリアリズムに裏打ちされて制作されたオーディオである。

凡人ワンパンレベルに至るともうお金を稼ぐことはそんなに難しくない。お金の自由、時間の自由を得ることは、射程圏内である。これもまたリアリズムである。

一方で、本オーディオの紹介文の趣旨と真逆のことを言って、読者諸兄はびっくりする趣もあるかもしれないが、僕は引き寄せの法則に見られるような「ロマンチシズム」もかなり大切だと思っているのだ。

お金持ちになりたい。

お金と時間の自由が欲しい。

ゲーム三昧の日々を送りたい。

セックスしたい。

楽しくて円満な家族がほしい。

そう言う恥ずかしげもない願望を思い描き、口に出すことから、お金持ちなり楽しい人生なりセックスへの道は始まるもんなのである。

そう言うアンテナが立つからこそ、このオーディオにたどり着くと思う。つまり、初めに志ありき、である。具体的方法や達成のための手掛かりは、こうして志を持った人間の前に、おのずと現れるのだ。

自分はお金持ちになれない。金持ちは悪い奴ばかりだ。

自分は女性にモテない。女に縁が無い。女運が悪い。

と、常に考え、人に言いふらし、自分のキャラにまでしてしまっている人間は、やっぱりその通りの人生を生きることになる訳だ。

なぜか?

そう言う人間は、このオーディオが目の前にあっても手を伸ばさないから。

聖丁

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