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vol.3 貴族と奴隷の間にあるもの ~お金持ちになるために何から始めたら良いか分からない人が聴くオーディオブック~

サウザーの一人白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(55:35)は購入後に視聴可能。

第三話(全六話)。

資本主義ゲームの世界を無理ゲーたらしめるものは何か?というと、金利性のもの全般である。そして、それを所与のものとして受け容れ諦めていることにある。

この第三話では割とオーディオ全体の核心に迫る指摘として、家賃も金利であり、借金であり、搾取構造であることに触れ始めている。

・借金を借金と見せない
・金利を吸い取っていることを見せない
・知らず知らずのうちに何本も借金を負わせる

仕上げとして、彼らに「働いて頑張る」という解決策を提示する。いやー、僕はこれなんか完全に欺瞞だと思うぞ。

問題は、働いて頑張ることの不安定さにある。労働収入は公務員でも無い限り(最近は公務員であっても)けっこうリスクが大きい種類の収入だということである。

職場の人間関係の不安定さ。

自分の体調や病気なども思うに任せない要因である。

期待された職務を果たせるかどうか、やる気や才能の枯渇リスクもあるし、社内政治の勝ち負けもあるだろう。

更に輪をかけたことに、コロナなどの完全な外部の影響もモロに受ける。

近頃はガッコの先生の鬱病になる率もやべえと聞いているし、公務員もまったく安泰ではない。

労働収入とは、実に不安定なものだと言えるだろう。

ところが、家賃は安定して出てゆく。分割払いも安定したキャッシュアウトだ。カードの引き落しは待ってはくれない。

何かのアクシデントや不可抗力でもって、ひとたび勤め人としてコケてしまったりして、労働収入が無くなると、その瞬間に生活が破綻してしまうのが勤め人の置かれている現実である。

厳しい!

東京に身一つで乗り込んで、家から、仕事道具から、何から何まで資本家からレンタルをする。何から何までレンタル料を払う、金利を払う。

それが当たり前だという常識が風靡しているのであるが、こんな搾取を当たり前と思って受け容れてはならんのである。

まずは金利性のものを可視化して、課題意識を持つところから始めてみましょう。

そして搾取構造に憤っては見よう。けれど代替案も無いのに怒ってもしゃあないし、むしろ搾取されたい人が無限湧きして来るのがこの世界であると見えたならば、じゃあ優しく搾取する側に回ろうかと提案する。そんなオーディオブックです。

聖丁

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