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vol.5 諦めない限り人生には成功しか無い!

防人レボリューション サウザーの白熱教室
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※試聴版。オリジナル版(01:00:01)は購入後に視聴可能。

第5話(最終話)

「仏像作って魂入れず」という言葉がある。

ここまで、防人レボリューション先輩の経歴、勤め人としてのキャリア、投資の手法についてを解説してきた。もちろんこれらは現実的な「ノウハウ」としてためになるものではあるが、実はまだ足りない部分がある。

それは「心(マインド)」である。

ここまでお伝えしてきたノウハウやテクニックは、あくまでも仏像の部分であり、誰でもやり方さえ模倣すれば実行自体はできる。しかしそこに「心」が宿っていなければ、防人先輩と同じことをしても、持続可能な成功を得ることは難しい。

最終話となるこのVol.5の紹介文ではその「心(マインド)」について説明していく。

本作では大きく5種類のマインドが語られる。

1、お金持ちマインド

2、事業家マインド

3、社会貢献

4、恩と義理

5、粘り強さ

順に説明していこう。

まず最初のお金持ちマインドとは、

「真に価値あるものにのみ、適正なお金を払う」

である。

新車に何百万も、それもローンまでかける人は、なぜ買うのだろうか。多くの場合、それは「見栄」から始まる。周囲の人に羨ましがられたい、お金持ちであると見せたい…もし誰もいない過疎地に住んでいたら、ローンという無理をしてでも新車を買おうという気持ちは湧かないはずだ。

もちろん真に金持ちになり、事業用の経費をうまく使える人はこの限りではないが、自分の真水の資金を回収の目処なく「見栄」の消費に投入する者には、お金は貯まらない。

とはいえ、なんでもケチるということではない。例えば食費を削ろうとして毎食カップ麺を食べていたら、身体を壊す。

そうならないように、栄養バランスのよいものをなるべく低コストで摂る。そのためには…と考えることがお金持ちマインドの第一歩だ。

先述の車の例ならば、機能と費用を勘案した上で中古車を選ぶなど、価値あるものにはお金を出すが、価値がないもの(多くの場合、見栄)にはお金を出さないこと。富を流出させない心を養うことがまず第一歩となる。

次に事業家マインド。

これは「勤め人マインド」の逆である。勤め人という生き方は、油断するとすぐに自己中心的なマインドになる。勤め人の世界は、ピラミッド構造になっており、このピラミッドの上部に近付かなければ、賃金は増えない仕組みになっている。

出世して役職が付かないと、給料は上がらない。そうなると出世を第一に考えるようになり、それは同僚を出し抜くこと、蹴落とすことへ変貌していく。

狭きサル山の中で上を目指すならば、その動きは正解といえよう。しかしながらそのサル山を一歩出たら、その考え方では信用を失い、事業を継続することはできなくなる。

勤め人が不動産投資に乗り出すとき、陥りがちなのが業者や銀行に対し「俺は客だぞ」という態度をすることである。このような態度の者に協力しようという業者や銀行はいまい。

そんな当たり前のことが、長いこと勤め人をしているとわからなくなってきてしまう。これは恐ろしいことだ。



第3に、社会貢献。

不動産投資という単語は「投資」という単語から勘違いを生みやすい。資金を投入して、そのリターンを得るという、株式やFXの投資を連想するからだ。

そこは投資家同士の戦場であるから、ひたすらに自分の利益を追求してよい。利益を最大化させるべく尽力してよい。

しかし、不動産投資の場合にはそれでは成り立たない。

なぜならそこには、実際に「建物」が物理的に存在し、また実際に「住む人」が居るからだ。相場の数字で決まる株式と違い、不動産には実体経済がある。だからこそ、そこには「貢献」の意識が求められる。

安く物件を取得し、安く直して、そして高い家賃で貸せたら、確かに最良ではある。しかし実際には、家賃を支払う人がいて、その人には生活がある。賃貸物件を探す人は多くの場合、限られた生活費の中で物件を探す。その中で、なるべく立地が良く、なるべく綺麗な家や部屋を探している。このニーズを無視して、自分が儲けたいがために家賃を設定していては、いつまでも入居者は付かず、結果悩むことになる。

これを修正するのが「社会貢献」の意識である。

もちろん、これは事業であるから、赤字になってはいけない。しかしその中でも「社会貢献」という切り口を意識すれば、自ずと適正な形へと収斂していく。

安く仕入れて安く直して、そして安く貸すから需要に応えられる。それが結果的に社会貢献になっていく。

続く4つ目は恩と義理を大切にすること。

ここまでのマインドと共通する部分があるが、自分の利益の最大化を図ると、恩と義理を忘れやすい。

確かに、恩を無視し、不義理を貫けば短期的には利益を最大化できる。受けた恩は返さず自分の利益に変換し、義理を軽視し安い方になびけば、確かにスポット的に収益を最大化させることは可能だ。

しかしその代償として、裏切られたと感じる人が居たり、信用を失う人が出てくる。そうなると次回の取引は無くなる。しかしながら、目の前の利益の魔力に魅入られて、恩と義理を捨て置いてしまう者が後を絶たないのが、不動産の世界でもある。

不動産投資という、高額を取り扱う業界。

また、裏切り駆け引きが日常茶飯事の業界。

この環境で生きていくにはやはりーー「信用」しかない。

「この人は裏切らない人だ」と、実績から示せる人でなければ、次の案件は紹介されない。不動産投資を始めたその日から、信用ゼロのスタートラインに立つ。そこからひとつずつ、信用を積み上げていくほか無いのだ。

その地道な努力を一発で吹き飛ばしてしまうのが、恩を忘れ不義理を働いてしまうことだ。短期的な収益ばかり考えず、共に働く人々の利益や、受けた恩を忘れず返しあっていく姿勢なくしては、この業界で生き残ることは難しい。

最後の5つ目は「粘り強さ」。

本作を聴けば、防人先輩がどんな血路を歩んできたか、その片鱗を知ることができる。

マイナスのキャッシュフローで眠れなかったこと、リフォーム業者とのトラブル、マジ基地の入居者や、事件の数々...それらは覚悟なき者にとっては、すぐに投げ出したくなる修羅の道。しかしそれに真正面から取り組み、解決しなければ不動産投資の扉は開かない。この点において、必要となるのは事業に対する覚悟と、粘り強さである。

最後に、本作のタイトルを振り返ってみよう。

『諦めない限り人生には成功しか無い!』

本編の終盤ではここに“何度失敗しても”が付け足され強調される。

“何度”、“失敗”しても。

“諦めない限り”、人生には成功しかないのだ。

よく聞くフレーズではあるものの、これが防人先輩の口から出ることに、大きな意味がある。

そう何度...何度、失敗しても。

諦めない限り、人生には成功しか無い。

この粘り強いマインドこそ、本作で最もリスナーの皆様に伝えたい部分である。

これは不動産投資のみならず、生涯すべてにわたって、活き続けるものだから。

をはり

著・ヤコバシ


【オーディオブックの正しい使い方を伝授する】
1.集中して聴かない。オーディオを聴くための時間をわざわざ取らない。スキマ時間や作業時間に『ながら』で聴くのが正しい使い方である。
2.ぼけーっと繰り返し聴く。聴き返すたびに毎回聴こえ方が違うぞ、とか、刺さる言葉が違うぞ、と思ったならそれは良い聴き方。一回で全部吸収してやろう、と言うのは悪い聴き方。
3.PCのnote.muサイトからMP3ファイルをダウンロードする。itunesその他で、スマホに同期する。電車や車での移動中、家事の最中に聴くのが良いと思う。ストリーミング再生で聴くのはあんまりおすすめしないかな。

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