シーズン2 #05(#17)『同居人に文句あり』

原題:mr.MONK and the VERY, VERY OLD MAN
放送日:
2003年7月25日
2004年8月10日
スタッフ:
脚本: ダニエル・ドラッチ
監督: ローレンス・トリリング
ゲストスター:
グレン・ヘッドリー(カレン・ストットレマイヤー役)
カート・フラー(デニス・ガミル役)
ジム・ジャンセン(ラドナー市長役)
パトリック・クランショウ(マイルス・ホリングス役)
ビル・アーウィン(ハイラム・ホリングス役)
ソーニャ・エディ(オパール役)

<ストーリー>
 
介護センターで暮らす〝世界一長生きしている男〟マイルズ・ホリングが、115 才の誕生日を目の前に急死した。警察は自然死と判断するが、以前、彼を題材にしたドキュメンタリーを撮っていた、ストットルマイヤー警部の妻カレンは、現場であるホリングの部屋の状態に不自然な点を発見。夫に再捜査するよう迫った。
 警部「モンクに意見を聞いて判断する」と話して彼女を納得させるが、現場を調べたモンクは、これは殺人だと断言する。果たして、誰が、何のために〝世界一長生きしている男〟を殺したのだろうか――。

<考察>
〈ハウ・ダニット〉物と並ぶシリーズの名物、〈ホワイ・ダニット〉物の快作。前者が「倒叙」と組み合わされることが多いのに対し、こちらは、最後に意外な犯人が飛び出す〝ぶっとびエピソード〟であるケースが多いようである。
 ミステリとしては、軽量級かつやや強引であるが、いくつものギャグシーンから警部のスランプ話まで、さまざまな要素が美しく組み合わさった好編となっており、特に、モンクの恐怖症トップ8が聞ける蛇騒動(ラリー、カーリー、モーという名は、大昔のコメディアン「三馬鹿大将」からとられている)、〝同居人〟の件りの楽しさ等ギャグシーンに名場面連発。そしてそれ以上に、〝斜めに置かれたテーブル〟の謎が(我々に向けてだけ)解けるラストカットは、涙が出るほど感動的である。
 カレンドキュメンタリー監督という職業は、アンディ・ブレックマンの意中の人、ベス・ランドーの職業であり、本作は実は「彼女の気を引くためのトリック」第2弾であった(第13話の考察をご参照)。

<MEMO>
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