シーズン6 #12(#88)『強盗銀行』

  • 原題:mr. MONK Goes to the Bank

  • 放送日:

  • 2008年1月18日

  • 2008年6月17日

  • スタッフ:

  • 脚本 ハイ・コンラッド

  • 監督 マイケル・W・ワトキンス

ゲストスター:
イブ・ゴードン(マッジ役)
ティム・ハリガン(ピーター・クローリー役)
ダン・カステラネタ(タイニー・ヴェルナー役)
キャシー・カーリン・ライアン(グロリア・モラレス役)
ビル・チョット(レオン・ハリソン役)
ジュディス・ドレイク( ヴァン・デキャンプ夫人役)
ジョナサン・チェイス(彫像男役)
アビー・ピバロナス(ティファニー・プレストン役)

<ストーリー>
 TVで「信託銀行に強盗が入り、現金と貸金庫の中身が盗まれた」というニュースを見たモンクは、なぜか大慌て。警察が検証中の現場に駆けつける。実は、トゥルーディの遺したブレスレットがその貸金庫に預けてあったのだ。
 いくつかの手がかりから、銀行内部に強盗の共犯者がいると看破したモンクは、愛妻の形見を取り戻すため警備員となって関係者を監視し始める。やがて、盗まれたはずの品が、まだ貸金庫室のどこかにあることが判明。モンク、ナタリー、ディッシャー、警部が揃って金庫室に入ったところ、突然外から扉が閉められてしまった――。

<解説>
 レギュラー陣全員が金庫室に閉じ込められているショッキングなアヴァンのあと、“その2日前――”から本編が始まる異例の一篇。その後も、ドラマの半ばを過ぎて初めて起きる殺人、そして殺人犯が完全には特定されない解決編(!)まで、シリーズ中でも特にイレギュラーな、そしてこのシーズンらしいエピソードといえるだろう(このあと、最終話はさらにスペシャルな前後編となっている)。
 そして、同じくイレギュラーな展開ではあるものの、アガサ・クリスティの有名作を意識し、その上で犯人を特定していくロジックも丁寧に構築するなど、ミステリとしての骨格も――意外にも――かなり上質なものとなっている(唯一、木を動かすところがビデオに映っていない不自然さが言及されないのは非常に惜しい)。
 クライマックス前、ネックレスが壊れる瞬間に〈トゥルーディのテーマ〉がかすかに聞こえるのにもぜひご注目を。

<MEMO>
*(以下、準備中)


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