シーズン7 #10(#102)『え? 弟!?』

  • 原題:mr. MONK's Other Brother

  • 放送日:

  • 2009年1月9日

  • 2009年6月8日

  • スタッフ:

  • 脚本 デヴィッド・ブレックマン

  • 監督 デヴィッド・ホバーマン

スティーブ・ザーン(ジャック・モンク・Jr.役)
タイタス・ウェリバー(ダニエル・リース役)
ジュード・チッコレラ(トム・ベネット刑務所長役)
アイリーン・グラッバ(ジャックの母(声)役)
ジミー・パロンビ(監督官役)

<ストーリー>
 刑務所を脱獄、ソーシャルワーカーの女性を殺害したとして広域手配中の男が、モンクの自宅に侵入。男は何と、モンクの腹違いの弟、ジャック・モンク・Jr.だった。自分は殺していないと訴え、「無実が証明されたら必ず刑務所に戻る」と捜査を懇願する“弟”をモンクは拒絶するが、詐欺師であるジャックは、持ち前の愛嬌と口八丁の説得で何なく引き受けさせてしまった。調査を進めるうち、モンクは真犯人が別にいることを確信するが、同時にジャックが話した内容がことごとく嘘であること、さらに彼がパラグアイへの国外逃亡を狙っていることも判明し――。

<解説>
 第5シーズンの「再会」で、父親の口からその存在が語られたモンクの腹違いの弟・ジャックJr.が、まさかの登場を果たした一篇。演じるスティーヴ・ザ―ンは、日本での知名度はそれほど高くないが、コメディ俳優として多くの映画・TVドラマに主演・準主演しているスターであり、本作では、最初から最後まで犯罪者でありながら、我々にネガティブな印象をまったく与えないその陽キャラぶりが見事である(中尾隆聖)。映画の代表作には、『ナショナル・セキュリティ』(03)や『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(05)などアクション作品も多く、本作クライマックスでのかつてない銃撃戦でも、華麗なガンさばきを見せてくれている。
 ミステリ的にも、ジャックJr.の脱獄やキャラクターを深く組み込んだプロット・展開が素晴らしく、その点でやはり名コメディアンをゲストに招いた第4シーズン第1話「迷探偵  対決!」と同様の印象である。
 そして、全編続くドタバタの中、肉親の登場に戸惑いながらモンクが何かを感得していくさりげない描写はデリケートに美しく、殊に自らジャックをハグする(!)ラストは感動的である。

<MEMO>
*(以下、準備中)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?