シーズン2 #14(#26)『警部愛妻物語』

原題:mr.MONK and the Captain’s Wife
放送日:
2004年2月6日
2005年4月19日
スタッフ:
脚本:アンディ・ブレックマン
原案:アンディ・ブレックマン
   &べス・ランドー
監督:ジェリー・レヴィン
ゲストスター:
グレン・ヘドリー(カレン・ストットレマイヤー役)
ダニエル・ゴダード(エヴァン・コーカー役)
ジェフ・ピアソン(ハリー・ボルストン役)
ジェシー・ジェームズ(ジャレッド・ストットレマイヤー役)
ポール・グートレヒト(フランク・ウィクス役)
リフ・ハットン(モールディング役)
ジェイデン・ルンド(モリス役)

<ストーリー>
 
ある朝、ストットルマイヤー警部の妻カレン交通事故に巻き込まれ、意識不明の重態となった。レッカー車の運転手が狙撃され、コントロールを失なったその車体にカレンの車が突っ込んだのだ。生死の境をさまよう愛妻の姿に、いつになく取り乱す警部を気遣いながら、モンクは捜査を開始する。
 やがて、事件の裏に、トラック組合スト破りが関係している可能性が出てくるが、他にも、現場に残された犯人の足跡が素足だったこと、さらにトラックの運転手も靴を履いていなかったことなど、奇妙な要素は多かった――。

<考察>
 アンディ・ブレックマン
の恋人、べス・ランドーが、ついに「原案」として名を連ねた、「彼女の気を引くためのトリック篇」第3弾。名目は、もちろん、彼女がカレンと同じドキュメンタリー監督だからで、口説きは順調に進行中だったようである(彼はさらに、シナリオ上で、2人のゴミ収集に、彼女の兄弟の名前をつけているという)。
しかし、そんな邪まさとは関係なく、そのミステリ部分、殊に犯行動機の意外性と、「狙撃犯も被害者も裸足だった」という小さいが魅力的な謎の解明は、非常に上質である。
 そして、シリーズ史的に、それ以上に重要なのは、本作が、「愛妻を失いかけた警部が、トゥルーディへのモンクの変わらぬ愛を、初めて本当に理解する」エピソードであることで、まさにシリーズの生みの親ならではの名シナリオといえるだろう。
 その一方で、「夫婦愛」を描いた内容は、やはり口説き目的だったようにも思われ、本作制作からしばらく後、べス嬢は、めでたくブレックマン夫人となったそうである。

<MEMO>
(以下、準備中)

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