シーズン4 #16(#60)『評決に異議あり』

原題:mr.Monk Gets Jury Duty
放送日:
2006年3月10日
2006年7月11日
スタッフ:
脚本  ピーター・ワーク
監督  アンドレイ・ベルグレイダー

ゲストスター:
ベニート・マルティネス(陪審員長~陪審員7番役)
ウィングス・ハウザー(コブ~陪審員4号役)
カルロス・ゴメス(エスコバル役)
エマニュエル・ヴォジェ(パット~陪審員12号役)
マイケル・ウィーバー(ラピデス捜査官役)
クライド草津(判事役)
ボニータ・フリーデリシー(主婦~陪審員役)
キミ・ライヘンバーグ(ピアスの女性~陪審員6号役)
ブライアン・コーヒー(くしゃみ~陪審員5号役)
アーロン・ラスティグ(フォックス検事役)
カーリース・バーク (教師~陪審員8号役)
ダーリーン・カードン(老婦人役)
デヴィッド・アッカート(パテル~陪審員役)
ケビン・バーントソン(スポーツファン~陪審員役)
ヴァン・エッパーソン(郵便局員~陪審員役)

<ストーリー>
 陪審員候補に選ばれてしまったモンクは、静かにパニックを起こしながらもナタリーとともに裁判所へ。担当案件は、若い男性パーマーがナイフで足を刺され、現金入りの封筒を奪われた大事件。評議が開始されると、他の陪審員たちが被告人ペリーの有罪を確信する中、モンクは彼の無罪を主張し、他の11人に事件の矛盾点を述べ始める――が、ふと窓から見下ろしたゴミ捨てコンテナの中に死体があることを見抜いてしまい、階下ではそちらの捜査も開始される事態に。そして同時刻、さらにもう一つの大事件が、裁判所の構内で発生しようとしていた――。

<解説>
 数年間、脚本家チームのコルクボードに貼られていた "Monk on a jury "という大ネタのカードが、シーズン・フィナーレ用に満を持して選ばれた好エピソード。物語の大半でモンクが裁判所にいる密室劇的展開でありながら、3人のレギュラーキャラクターが存分に活躍し、アヴァンとクライマックスには本格的なアクションもある活劇編なのが、見応え十分ですばらしい。
 実は、今回のモンクは、陪審員候補になった冒頭から、いつになく他人と関わり合い続ける評議の場面まで、本当に酷いパニックは一度も起こしていない。さらにクライマックスでは(驚くべきことに)他の陪審員らに協力を頼んで犯人をあぶり出すというチームワークも見せてくれる。すなわち本作は、“モンクが改善に向かっている〟ことを前提にした、その意味でもシーズン最終話らしい幸せな1作だといえるだろう(散らかった部屋をそのままにして帰っていくラストシーンにもご注目を)。

<MEMO>
(以下、準備中)


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