シーズン3 #15(#43)『占拠された選挙』

原題:mr. MONK and the Election
放送日:
2005年2月25日
2005年8月30日
スタッフ:
脚本:ダニエル・ドラッチ
   &ジョー・トプリン
原案:ネル・スコヴェル
監督:アリソン・リッディ

ゲストスター:
ティム・バグリー(ハロルド・クレンショー役)
ニック・オファーマン(ジャック・ホイットマン役)
スー・クレミン(記者役)
ニール・ジュントーリ(アテンダントその1役)
クリストファー・メイ(アテンダントその2役)
ナンシー・デイリー(ギドンズ夫人役)

<ストーリー>
 
娘のジュリーが通う中学校に統合廃止の動議が出され、ナタリーは、それを阻止すべく、自ら教育委員に立候補する。しかし、その選挙事務所が向かいのビルから銃撃され、現場に駆けつけた警備員が犠牲になってしまった。現場に「ナタリー・ティーグは身を引け」と書かれた声明文が残されていたことから、対立候補で、クローガー先生の患者であるハロルド・クレンショーが容疑者となるが、モンクは、彼は犯人ではないと確信する。数日後、頑なに選挙活動を続けるナタリーの自宅に、今度は何と手榴弾が投げ込まれた。不可解な攻撃を続ける犯人の目的は、いったい何なのか――。

<考察>
 
ナタリーの選挙事務所に向けて自動小銃が連射される派手なアヴァンタイトルにまず驚かされる1作(考えてみれば、その後、自宅も手榴弾で爆破されているわけで、ナタリーは今回、踏んだり蹴ったりである)。
 一方、派手やかな展開に隠されたミステリとしての骨格は、本シリーズらしい実に洒落たものとなっている。やや小粒なその骨格を補うように、さらに“ディッシャーのボディガードぶり”“帽子取りゲーム”等、いくつもの“スケッチ”が並べられており、最高傑作はもちろん、以後、モンクのライバルと
なるハロルド・クレンショーがらみの場面(ドーナツ!)だろう。
 最後に1つ――本作は、実は、シャローナ用に書かれていた脚本で、ラストでは彼女が選挙に勝つことになっていた。ナタリー役のトレイラー・ハワードが、撮影開始後に「ナタリー編にするなら、彼女は負ける方がいい」と
アンディ・ブレックマンに強く進言し、変更されたという。

<MEMO>
*(以下、準備中)


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