シーズン6 #1(#77)『迷コンビ誕生』

  • 原題:mr. MONK and His Biggest Fan

  • 放送日:

  • 2007年7月13日

  • 2008年4月1日

  • スタッフ:

  • 脚本 アンディ・ブレックマン

  • 監督 ランドール・ジスク

ゲストスター:
サラ・シルヴァーマン(マーシー・メイヴィン役)
シャロン・ローレンス(リンダ・フスコ役)
ジョン・メーゼ(ジョン・リンゲル役)
アン・デ・サルヴォ(オークションの司会役)
ジェニファー・アン・マッシー(キャメロン・メイヤー役)
ジョーイ・ボールドウィン(受付係の青年役)

<ストーリー>
 警察主催のチャリティ企画〈独身男性オークション〉に出たモンクは、“世界一のモンクファン”を自称するマーシー・メイヴィンに800ドルで競り落とされてしまう。モンクへのストーカー行為で接近禁止令が出ている彼女は、彼を自由にできる24時間で、愛犬オットーにかけられた近所の主婦殺しへの疑惑を晴らしてほしいと依頼。オットーは3日前に死亡していたのに、遺体に残ったいくつもの歯形はオットーのものと完全に一致したというのだ。ナタリーを押しのけアシスタント役まで買って出ったマーシーとモンクの迷コンビは、果たして事件の真相へとたどりつけるのだろうか――。

<解説>
 第2シーズンの「謎の悲鳴」で誕生した破壊的名キャラクター、サラ・シルバーマン演じるマーシー・メイヴィンが、堂々再登場。マーシーのキャラは、製作陣にも強いインパクトを与えたらしく、脚本家ルームの、手がかりやプロットのアイデアをメモしたカードを貼るコルクボードには、前作放映直後から、こう記された1枚が加えられていたという――“サラ・シルバーマンの帰還”。その期待に応える本作のさらなる怪演で、彼女は<エミー賞>のゲスト女優賞にノミネートされている。順調に思われる警部のデートシーン(本作は“ミステリミステリした”物理トリックも実に愉しく、その真相に気づくのは同シーンの警部である)、エピローグでのナタリーの逆襲等、連発されるギャグシーンの中、今回の白眉はやはり“手がかりハグ”(原語でも Clue Hug)の可笑しさだろう。
 因みに、マーシーがモンクの次に熱を上げるF・マーレイ・エイブラハムとは、映画『アマデウス』(84)のサリエリ役で知られる名優。映画『13ゴースト』(01)でトニー・シャルーブと共演している。

<MEMO>
*マーシーを演じたサラ・シルバーマンは、超過激なジョークで知られるスタンダップ・コメディエンヌで、本作が放映された2007年には、主演コメディ番組『Sarah Silverman Program』がスタートしており、その後3シーズン続くヒット番組となっている。彼女の怪演は、映画『メリーに首ったけ』(98)、『スクール・オブ・ロック』(03)等でも観ることができるので、ぜひお試しを。

*犬の歯形に関するミステリは、第3シーズンの頭からずっとカードがボードに貼られていたが、うまく組み込めるプロットが見つからなかったため保留になっていたという。今回、スタッフの1人が“マーシーをならぴったりなのでは?”と思いつき、シルバーマンに打診したところ、幸いにも彼女も乗り気で、超多忙をおしての出演が実現したとのことである。

(以下、準備中)


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