シーズン3 #16(#44)『パパになりたい』

原題:mr. MONK and the Kid
放送日:
2005年3月4日
2005年9月6日
スタッフ:
脚本:トム・シャープリング
監督:アンドレイ・ベルグレイダー

ゲストスター:
ブルック・アダムス(アビゲイル・カーライル役)
ニコール・サリヴァン(ジャネット・ノヴァク役)
マイケル・A・グオルジアン(ジェイコブ・カーライル役)
メアリー・マーラ(テレサ・クレーン役)
クレオ・キング(911オペレーター役)
ダニエル・クイン(レイモンド・ノヴァク役)
プレストン・ショアーズ(トミー・グレイザー役[双子])
トレバー・ショアーズ(トミー・グレイザー役[双子])

<ストーリー>
 
里親と公園に遊びにきていた2歳児のトミーが、切断されたばかりの人間の手の小指を発見した。警部に呼び出されたモンクは、トミーになつかれるが、なぜかまんざらでもない様子で、彼が別の里親へ引き渡されることになると、それまでの2週間は自分が預かると申し出てナタリーを驚かせた。やがて捜査は進み、小指の主が特定される。その人物、ダニエル・カーライルの元を訪れるモンクとナタリー。しかし、その両手にはちゃんと小指があった。モンクは、彼が偽者であること、そしてカーライル家が凶悪な誘拐事件に巻き込まれていることを看破する――。

<考察>
 
前シーズンの「おばあちゃんの身代金」に続く、殺人が発生しない異例のエピソード。今回は、メインの犯行がまったく描かれず、中盤までは“何が起きているのか”も不明のまま進行する構成のため、事件の印象はさらに薄くなっている。実際、モンクとトミーのドラマの比重が後半徐々に増していき、クライマックスでは、犯人逮捕にモンクはまったく介在しないのである。再見の際には、被害者の母親(トニー・シャルーブ夫人のブルック・アダムスが、第1シーズン最終話のCA役に続き出演)の「お子さんはいらっしゃる?」という一言にモンクが「息子が1人」と答える、事件とドラマが交錯する瞬間にぜひご注目を――。加えて、絵本とアニメーションで行なわれる“経緯はこうです”シーン、モンクが芝生を転げ回る(!)感動的なエピローグ、そしてエンドクレジットでの子守歌のようなテーマ曲アレンジも、シーズン最終作にふさわしい特別誂えの趣向であった。

<MEMO>
*(以下、準備中)


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