シーズン2 #08(#20)『密室殺人と美女軍団』

原題:mr.MONK MEETS the PLAYBOY
放送日:
2003年8月15日
2004年8月31日
スタッフ:
脚本:ジェームズ・クリーグ
監督:トム・ディチロ
ゲストスター:
ゲイリー・コール(デクスター・ラーセン役)
フェイ・マスターソン(ダイアン・ルーデン役)
エリン・バートレット(アンバー役)
ダニー・ボナドゥース(ダニー役)
リサ・ソーンヒル(ノエル・ウィンタース役)
エドワード・エドワーズ(ショーン役)
マーク・ティムチシン(エリオット・デスーザ役)

<ストーリー>
 
男性誌『サファイア』を発行するデクスター・ラーセンは、発行人のデスーザから、赤字を理由に廃刊を告げられる。デクスターは、自分の屋敷での週末のパーティだけはやらせてほしいと頼み、発表を月曜日まで延期させた。
 月曜の朝――デスーザは、ペントハウスにある自宅で日課の筋トレを行なっていたが、突然バーベルがその喉に食い込み、死亡。現場は完全な密室状態だった。やがて、モンクシャローナは――そしてなぜか警部ディッシャーも一緒に――無数の美女が住むデクスターの屋敷〝サファイア御殿〟に乗り込むことになるが――。

<考察>
 ジム・ジャームッシュ
監督作品の撮影監督として知られ、『ジョニー・スエード』(91)、 『リアル・ブロンド』(97)等を監督したトム・ディチェロが担当した傑作エピソードミステリとしての的確さやテンポのよさに加え、キャラクター造形画面の美しさは特筆ものであり、その2つが交錯した、シャローナベンジーに「過去のあやまち」を語る場面は、シリーズ屈指の名場面となっている(同シーンは、映画『ノーマ・レイ』へのオマージュとして描かれたという)。
 ミステリ的にも、〝新本格〟的にかなり大胆な大トリックが実に魅力的で、このダイナミックなエピソードにぴったりフィット。どれもおかしいギャグスケッチ中では、モンクの見た/見ないパフォーマンス、と、彼が〈サファイア御殿〉のパーティをフェードアウトさせてしまう件りが特に秀逸である。
 犯人デクスターを演じたゲイリー・コールは、TV シリーズ『ザ・ホワイトハウス』副大統領役で知られる名バイプレイヤー。

<MEMO>
準備中です。

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