シーズン3 #14(#42)『モンク ベガスへ行く』

原題:mr. MONK Goes to Vegas
放送日:
2005年2月18日
2005年8月23日
スタッフ:
脚本:ダニエル・ドラッチ
   &ジョー・トプリン
原案:トム・シャープリング
   &デヴィッド・ブレックマン
監督:ランドール・ジスク
ゲストスター:
ジェームズ・ブローリン(ダニエル・ソーン役)
チャレン・ケイツ(シェリル・ソーン役)
モーリー・スターリング (ボーイのルイス役)
クリスタ・アレン(テレサ・テレンコ役)
マイク・バーガー(ディーラー役)
ジョン・スターリング・カーター(クルーピア役)

<ストーリー>
 
ラスベガスのカジノ王、ダニエル・ソーンの妻シェリルがエレベーター内で死亡。状況はどうみても事故だったが、その晩遅く、モンクの元に、ベガス滞在中のストットルマイヤー警部から「あれは夫による殺しで、証拠もつかんだ」との電話が入った。翌日、ナタリーとともに駆けつけるモンク。ところが、何と、前夜の警部はひどく酔っており、自分の発見した「決定的証拠」について、まったく覚えていなかった。警部を信じて捜査を開始したモンクは、現場でいくつもの不審点を発見、夫人の死は、やはりカジノ王による計画殺人だと確信するのだが――。

<考察>
 
「ストットルマイヤー警部がすでに事件を解決している」というユニークな導入部とフェアな解決、さらには“不可能犯罪”のトリックや『コロンボ』的な大物犯人との対決も楽しい、ミステリ度満点の快作である。超人的な記憶力で10組のトランプを使ったブラックジャックに勝ち続け、同時に謎解きも行なうという“経緯はこうです”シーンは、シリーズ屈指の名バリエーションといえるだろう。
 豪華なカジノでのシーンは、放映中だったTVシリーズ『ラスベガス』のセットを借用して行なわれ、そのため、先方の撮影がない金~日の週末3日間ですべての撮影を終わらせたという。名犯人ダニエル・ソーン(実在のカジノ/不動産王にして後のアメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプを念頭に執筆されたという)を演じたジェームズ・ブローリンは、『カプリコン・1』(77)等の映画に出演、ジェームズ・ボンド役の候補になったことでも知られるベテラン俳優である。

<MEMO>
*(以下、準備中)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?