シーズン7 #13(#105)『タッチダウンパス』
原題:mr. MONK Makes the Playoffs
放送日:
米 2009年1月30日
日 2009年6月29日
スタッフ:
脚本 ジョシュ・シーガル&ダイアン・モーガン
監督 ランドール・ジスク
ボブ・コスタス(本人)
イーサン・エリクソン(デヴィッド・ギテルソン役)
スティーブ・モンロー(チェット・ウォルシュ役)
ダリン・クーパー(ショーン・メッツガー役)
リチャード・スタインメッツ(ブライアン役)
ブラッド・シェクター(ビール・ボン・ファン役)
ブライアン・ハットン(ロバート刑事役)
チェット・グリッソム(バーンズ刑事役)
<ストーリー>
以前、窮地から救った有名スポーツキャスター、ボブ・コスタスに招待され、アメフトのプレーオフ(決勝戦)を特等席で観られることになったモンク。本人は気乗りしないまま、地元チーム「コンドルズ」ファンのストットルマイヤー警部と2人でスタジアムへ向かうことに。ところが、入場直前、数百人のファンでお祭り状態の駐車場でバーベキューグリルが大爆発。状況に疑問を感じたモンクは、試合が見られず苛立つ警部をよそに捜査を開始する。やがて、レジャーチェアに座ったままのファンらしき死体が発見され大騒ぎになるが、コスプレとメイクの下から現れたのは、何とコンドルズの選手だった――。
<解説>
野外ロックフェスを舞台にした「警部の息子が家出!?」と同趣向の、愉しい超アクティヴ篇。めいっぱいのエキストラを使ったリッチなドタバタと、スタジアム内を極力描かずに進行中の試合の行方を左右する大事件を描いた上質なミステリの融合は、まさに妙技というべきだろう。
一方、そんなお祭り騒ぎの中、警部が〝トゥルーディが傍らにいた時のモンクの陽気な振る舞い〟に言及する件りは、さりげなくも切ない名シーンとなっており、また、留守番役のディッシャーが証拠品保管室から持ち出した大型テレビと格闘する静かなギャグと、それにつき合うナタリーとのやり取りも、嬉しい暖かさである。
モンクを招待するボブ・コスタスは、本物の人気スポーツキャスター/解説者の本人役での特別出演(冒頭のクレジットは筆頭のSpecial Guest Star)とのことで、変人――というかちょっとオカシイ――役を嬉々として演じているのが素晴らしい。
<MEMO>
*〈コンドルズ〉は架空のチーム名であり、サンフランシスコの実際のフットボールチームは、「おかしな兄弟」や「新入社員モンク」で言及されていた〈49ers(フォーティナイナーズ)〉である。対戦相手の〈ワイルドキャッツ〉は、ロサンゼルスの実在のチームとのこと。
*舞台となる〈サミットスタジアム〉は、サンディエゴの〈クアルコム・スタジアム〉で撮影された。
同スタジアムは、NFLチーム〈サンディエゴ・チャージャーズ〉のホームスタジアムであった(2017年、チャージャーズのロス移転に伴い売却・閉鎖)。
*冒頭シーンに登場するバーンズ刑事役、チェット・グリッソムは、第4シーズン9話『ホワイト・クリスマス』で、被害者となるチェースン刑事役を演じていた。
*チェット・ウォルシュを演じるスティーブ・モンローは、第2シーズン4話『宙を舞う殺人者』で、モンクに心酔するマイヤーズ巡査役を演じていた。
*(以下、準備中)
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