シーズン6 #16(#92)『謎の凶弾(後編)』

  • 原題:mr. MONK Is on the Run (Part Two)

  • 放送日:

  • 2008年2月22日

  • 2008年7月22日

  • スタッフ:

  • 脚本 ハイ・コンラッド

  • 監督 ランドール・ジスク

ゲストスター:
スコット・グレン(ロリンズ保安官役)
レイ・ポーター(“くじらのデール”役)
ホセ・パブロ・カンティージョ(カルロス役)
ダニー・モラ(ラリー役)
コートニー・ゲインズ(フランク・ナン役)
トム・キーシェ(引越し業者役)

<ストーリー>
 逃亡犯となったモンクは、ストットルマイヤー警部の銃弾を2発胸に受け、桟橋から海に転落した――。翌朝、遠く離れた海岸で2人は再会。すべては、ロリンズ保安官とその黒幕を欺くための偽装だったのだ。警部は、小さな町で身を隠すようモンクを送り出し、事情を知らされていないナタリーやディッシャーは悲しみに沈んでしまう。やがて、ひょんなことから真相を知ったナタリーはモンクの元に駆けつけ、後を追ってきたロリンズを何とか振り切った2人は、その背後で糸を引く黒幕が因縁浅からぬ“くじらのデール”であること、そして彼が企む恐るべき暗殺計画の存在を知るのだった――。

<解説>
 数々のイレギュラーな展開で我々を驚かせ楽しませてくれた第6シーズンのラストに相応しい、見応え十分の最終エピソード。“モンクが逃亡犯になる”という極めて難易度の高い――言い換えれば「どう考えても無理のある」――計90分のサスペンス・アクションをセンスと笑いで押し切り、“州知事の暗殺阻止”という映画的長尺物にふさわしい驚くべき特大クライマックスへと(しかも軽やかに)なだれ込ませた脚本チームの手腕には、いつもながら感服の他はない。さらに本作は、宿敵“鯨のデール”との決着、実行犯である“六本指の男”の判明と死、そしてその黒幕“ジャッジ”の登場と、シリーズがいよいよ佳境に入る、最終コーナーへの絶妙なターンともなっている。
 そうそうもう一つだけ――、潜伏中のモンクがうっかり名探偵ぶりを発揮してしまった際の新聞の見出し『洗車場のコロンボ』(英国なら『洗車場のホームズ』か『ポワロ』、フランスなら『洗車場のメグレ』、日本なら『金田一』だろう)は、コロンボファンには何とも嬉しいプレゼントであった。

<MEMO>
*(以下、準備中)


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