シーズン2 #06(#18)『スター誕生』

原題:mr.MONK Goes to the THEATER
放送日:
2003年8月1日
2004年8月17日
スタッフ:
脚本:トム・シャープリング
原案:ウェンディ・マス&スチュ・レヴィン
監督:ロン・アンダーウッド
ゲストスター:
ベティ・バックリー(シェリル・フレミング役)
メリッサ・ジョージ(ジェナ・ライアン役)
サイモン・テンプルマン(カール・セバスチャン役)
デヴィッド・ドティ(オデール役)
マーク・バン(ハル・ダンカン役)
グウェン・マッギー(判事役)
スーザン・チュアン(キャスリーン役)
エイミー・セダリス(ゲイル・フレミング役)

<ストーリー>
 シャローナ
の妹ゲイルが出演している芝居が大ヒット。モンクシャローナも観劇に出かけた。ところが、ゲイル元愛人ナイフを刺す場面で、相手役の男優は本当に舞台に倒れ、まもなく死亡する。死因は――刺殺。ゲイルは「ナイフは安全な小道具だった」と主張するが、殺人容疑で警察に拘束されてしまった。
 シャローナは妹の無実を信じモンクに捜査を依頼するが、300 人もの目撃者がいる殺人に、さすがのモンクも今回ばかりは弱気を隠せない。そんな時、シャローナの天敵ともいうべき母親が、ゲイルの芝居を観にフロリダからやって来た――。

<考察>
「多くの観客の前での殺人」というアイデアは、童話や若者向け作品で知られる小説家ウェンディ・マスによるもの(彼女の名は「盲目の目撃者」タイトルロールに使われており、スタッフの誰かと親しいとも考えられる)。そのアイデアを、すぐさま〝モンクを舞台にのせる〟というところまで発展させ、「本番」クライマックスを収束させる手際は実に見事である。
 ミステリとしても、証拠品をいつまでも手元に持っているという不自然さは気になるものの、不可能犯罪のバリエーションとして充分楽しめる内容といえるだろう。本作で、「〝そこそこの出来の謎〟を、〝いくつかの秀逸なスケッチ〟と〝モンク的に魅力的なクライマックス〟との組み合わせで好エピソードに仕立て上げる」脚本家たちのチームプレーは、完全に軌道に乗っ
たように思われる。シリーズ的には、シャローナの妹ゲイルの再登場、そして母親シェリルの登場も、大きな見どころである。

<MEMO>
準備中です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?