シーズン3 #5(#33)『マフィアでマッ青』

原題:mr. MONK Meets the Godfather
放送日:
2004年7月23日
2005年6月14日
スタッフ:
脚本:リー・ゴールドバーグ
   &ウィリアム・ラブキン
監督:マイケル・ジンバーグ
ゲストスター:
フィリップ・ベイカー・ホール(サルヴァトーレ・ルカレリ役)
ロクリン・マンロー(ファット・トニー・ルカレリ役)
デヴォン・ガマーソール(フィル・ベダード役)
リック・ホフマン(コルムズ捜査官役)
ブライアン・ティー(ジェームズ・ルー役)
ジミー・F・スキャッグス(ノーム役)
オレグ・ザツェピン(ヴィンス役)

<ストーリー>
 
理髪店で、客と店主ら5人がマシンガンで惨殺される事件が発生。実はその店はマフィアの拠点の1つであり、復讐を誓う西海岸のドン、サルバトーレ・ルカレリは、どの組織の犯行かを突きとめてほしいとモンクに捜査を依頼する。さらに、会見を終えたモンクの前にFBIのコルムズ捜査官が現れ、サルバトーレの依頼を受けるよう要請する。モンクをルカレリ・ファミリーに潜入させ、彼らを一網打尽にできる犯罪証拠を手に入れようというのだ。あまりの危険さに警部らは猛反対するが、コルムズから復職審査への口添えを条件に出されたモンクは要請を受け、盗聴マイクを身につけた――。

<考察>
 
ギャング5人が自動小銃で射殺される衝撃的な犯行と、その動機のギャップがすばらしい、本シリーズならではの“ホワイダニット”物の秀作である(出発点となったアイデアは、脚本チームの一員トム・シャープリングが造幣局のPRの仕事をした際に職員から聞いたネタだったという)。特に、ガムボールにまつわる真相は、膝を打つほどの意外性で、満点といってよいように思われる。一方、その骨格を覆い、クライマックス前までの主旋律となるマフィア側のプロットが、やや魅力に欠けるのが惜しいところであるが、その2つが交錯する事件解決の瞬間と、エピローグでのモンクと警部の“せつなく密かな復讐”は、実に洒落たものである。
 最後にひとつ――解決編で犯人に提示される証拠写真は、最初にモンクとシャローナがFBIに召喚された場面でボードに貼られているのがはっきり映っているのだが、お気づきになっただろうか。

<MEMO>
*(以下、準備中)


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