シーズン2 #09(#21)『猟奇的連続殺人』

原題:mr.MONK and the 12th MAN
放送日:
2003年8月22日
2004年9月7日
スタッフ:
脚本:マイケル・アンジェリ
監督:マイケル・ジンバーグ
ゲストスター:
ジェリー・レヴィン(ケニー・シェール役)
エド・マリナーロ(スチュワート・バブコック役)
ビリー・ガーデル(イアン・アグニュー役)
ローレン・トム(ミス・リン役)
デヴィッド・フィリオリ(トミー・ジム役)
ジミー・シュバート(フランク・プラスキー役)
デボラ・ゾーイ(リサ・バブコック役)

<ストーリー>
 
高速道路の料金所職員フランクが、客にロープつきの手錠をはめられ、車で引きずられて死亡した。猟奇的な殺人事件はこれで9件目だったが、被害者の年齢人種犯行の手口はすべて異なり、警察では無差別連続殺人とは断ぜられずにいた。
 モンクは、これが無差別殺人ではなくフランクを狙った犯行であることを看破し、次に映画館殺人が起こると、その2件が同一犯の犯行である物的証拠を発見する。同じころ、シャローナは副市長のケリー・シェールとデートを重ねており、警部ディッシャーをはじめ、周囲の人間からチヤホヤされて舞い上がっていた――。

<考察>
 
邦題の通り〝猟奇的連続殺人〟を描いたシリーズ初の〈ミッシング・リンク〉物アイデアそのものは、それほどオリジナルではないものの、動機の立て方プロットへの組み込み方はかなり上質である。
 事件の性質上、関係者への聞き込みシーンがいつになく多いが、メインスタッフの1人ハイ・コンラッドは、リアルながかなりのウエイトを占める
シリーズ『ロー・アンド・オーダー』を引き合いに、「そういう退屈な聞き込みのシーンを極力なくそう」というのがチームの総意であり、「もし必要なときには、何か変わったことをしよう」と皆で考えるのだ、と語っている。その姿勢の結果、誕生したのが、シリーズ全話中でも最もぶっ飛んだ、そして最も危ないキャラクター「パイプ男」であったわけである。
 副市長シェール役を演じたジェリー・レヴィンは、何と、傑作「容疑者は夢の中」を撮った監督さん。彼は、この後、「警部愛妻物語」等を撮り、シリーズのメイン監督の1人となっていく。

<MEMO>
準備中です。

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