シーズン5 #12(#72)『転職で天職』
原題:mr.MONK Is at Your Service
放送日:
米 2007年1月19日
日 2007年6月5日
スタッフ:
脚本 ロブ・ラゼブニク
監督 アントン・クロッパー
ゲストスター:
ショーン・アスティン(ポール・ブキャナン役)
ホランド・テイラー(ペギー・ダヴェンポート役)
アシュリー・ジョンソン(メイドのスージー役)
ヴァネッサ・ブランチ(マーフィー夫人役)
マイケル・キャバノー(ボビー・ダヴェンポート役)
デヴィッド・セント・ジェームズ(エドワード・スティルソン役)
カーロン・グレイヴス(モニカ・ブキャナン役)
<ストーリー>
サンフランシスコ市警が向こう4年間の雇用凍結を発表し、復職の望みが遠のいたモンクは絶望してしまう。そんな折、ナタリーと彼女の実家を訪れたモンクは、雑談で父親ボビーが語った1年前の自動車事故の話――富豪家の息子ポールの養母が亡くなり、同乗していた実父もわずか10分後、警察への通報中に心臓麻痺で亡くなった――に大きな矛盾点を発見。ナタリーは、高校時代に自分がストーカー行為を受けていたポールが絶対に怪しいと主張し、モンクに再捜査を依頼する。しぶしぶポールの屋敷を訪れたモンクだったが、ひょんなことから執事として雇われると、持ち前の潔癖症が幸いし(?)、まるで天職のような大活躍を――。
<解説>
第2シーズンの「謎の悲鳴」、第3シーズンの「探偵免許はく奪」でギャグスケッチ的に描かれた“モンクに向いた職業”ネタが、改めてメインテーマに据えられた楽しい一作で、同時に本シーズンでは貴重なナタリー編エピソード。ミステリ的にも、遺産絡みの時間差トリックが、クリスティ・オマージュともいえる〈屋敷物〉プロットにぴったりマッチした軽やかな秀作となっている。
本作でもトレイラー・ハワードの妊娠中のお腹を隠す工夫がいろいろ試みられているのだが、後半には何と、“妊婦に変装する”という、ナタリーがしっかり活躍できる名アイデアが登場。これは、妊娠の幸せな記憶を画面に残すべく、スタッフたちが素晴らしい逆転の発想で彼女に贈ったプレゼントでもあったのではないだろうか。
犯人ポール役を演じたショーン・アスティンは、『グーニーズ』(85)のマイキー少年役、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ(01~)の従者サム役等で知られている。
<MEMO>
*準備中
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