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ポケカ 「雪道ツツジわるクロランターン」&旧裏非公認大会 BMうずまきカップ 対戦レポ

こんにちは、おすしです。

味をしめてまたポケカ旧レギュのnoteを書かせていただきます。今回も旧裏新参者によるただの文字の羅列ですが、間違いやアドバイスなどありましたらぜひご指摘いただければと思います。

今回はBIG Magicなんば店さまで開催された、ソラさん主催のポケカ旧裏レギュレーション非公式大会

「BMうずまきカップ」

に参加してきました。


結果は22人中3位(アイテムさんと同率)
と、個人的には健闘できたかと思っています。

使用デッキ

7月に入ってから、頭の中にはデッキ案があったのですが、前日まで仕事の繁忙期ということもあってデッキを形にすることができていませんでした。
深夜の1時までかかって組んだデッキがこちら。

デッキ名は

「雪道ツツジわるクロランターン」

です。

実は、前々回のガンスリンガー式の旧裏「BMうずまきカップ」では、「わるクロランターン」を主軸に8勝1敗で白音紅さんと同率で奇跡的に優勝することができていました。

ガンスリンガーも3つデッキ持ち込むのも楽しかったです。



時間のない今回は、手に馴染んだこのデッキを元にしようと考えていたのがこのデッキを組んだきっかけです。

環境読み

今回のBMうずまきカップは殿堂ポイントが少し違います。そこで、BMうずまき殿堂ポイントに自分が感じたことを主要なものだけ挙げてみます。(主観です)

・「ワニカメ」は普段と同じ運用ができそうだから慣れている強い人はこれを使いそう。
・「ぎゃくしめい」「わるクロ」に殿堂ポイントが追加されたことで、「わるクロランターン」使い手が減る→ガードが下がりそう?(これは完全な願望)
・強力なハンデス「ミニスカート」は高槻殿堂より1点上がっているが、「にせオーキドのぎゃくしゅう」は据え置き。


わるクロランターンの課題(主観)とデッキ制作の方向性

守りたいこの笑顔
進化ライン全て逃げエネ0は強すぎ


序盤のチョンチー手貼りとある程度のズバット展開ができれば、かなりのスピードと制圧力がある「わるクロランターン」です。

普段使っていて大きく課題に感じていたのは、

・1ターン目のチョンチー手貼りのために、オーキドで退化スプレーhyperや進化先などをトラッシュしてしまう場面が起こりうる。結果、終盤に息切れ。

・中盤から終盤にかけて相手に高HPの進化ポケや後続を準備され続けると、スプレーも尽きてやはり息切れしてしまう。

・鋼エネなど、しっかり準備された耐久ポケモンに弱い。


です。
そこで今回は、

・オーキドによる巻き込みトラッシュをできるだけ少なくする。

・わるクロラインの着地やエネ貼りを安定させ、退化スプレーなどをきれいに使い切り早期決着を目指す=中盤まで全力で走り「終盤」を作らない

・相手に後続を準備をさせない=事故ってもらう

ことを目指しました。
とくに、最後の事故ってもらうというところですが、旧裏には「ミニスカート」という強力な手札干渉がありますので、まずこれが候補に上がります。

「ミニスカート」か「にせオーキドの逆襲」か

英語圏ではlass(お嬢さん)らしい


しかしながら、ミニスカートは強力ですがそれ相応の使いにくさがあります。

・手札のトレーナーは流すが、ポケモンやエネは残る。エリカやパソコン大暴走で互いに増やした手札を流してもそれらは手札に残るため、たねor1進化で殴るデッキや、場のポケモンの特殊能力で完結するデッキはあまり止まってくれない(タケシのキュウコンなど)。

・自分のトレーナーも流すので、トレーナーありきのデッキタイプ(今回で言えばスプレーなど)には採用しづらい。

・トップオーキドなどで動かれたとき、自分の手札にはポケモンとエネしかないため、リサイクルなどを駆使してもう一度打つことが難しい(そのためミニスカは錯乱ジムと組むことが多いのだと思ってます)。

ひたすらに悪そう

そこで今回は殿堂ポイントも同じということで、こちらの「にせオーキドの逆襲」☆☆☆☆を使うことにしました。

これなら、1ターン目からエリカで12枚引かせても、最後に全て流して4枚にすることができます。
また、自分の手札は残るので、スプレーは存分に使えます。
相手がトップ解決で動き出しても、こちらも事前の大量ドローで手札に溜まったリサイクルを吐き出してデッキトップにのせた「逆襲」を再度発動、もう一度事故ってもらうことができます。

4枚中1枚でも表なら強いカード

また、「まきベト」を採用することで、準備が終われば手札干渉を意に介さない、場の特殊能力持ちで完結するデッキにも強くなります。

進化したり、発動後場に出たりしたポケモンには効果を発揮しないのがミソ。

現行でよく使っている「雪道ツツジ」の動きに似ているな、と思ったので、

スタンダードでも、なんやかんや動かれがちではあるけど
強いロック性能がある動き



いやがらせわるクロランターン

「雪道ツツジわるクロランターン」

と名づけました。

各カードの採用理由


※わるクロランターンの基本的なパーツは割愛

・コラッタ(ロケット団)
にせオーキドのサイド落ちケア&ロケット団参上からサイドのドロソをデッキトップに固定して動きを安定させる。

・エリカ&マサキの転送装置
とにかく1ターン目で走って「にせオーキドの逆襲」を打っていきたいので4枚ずつ。

・オーキド2枚
どうしようもない初手になることはあるのでパソ通と合わせて2枚だけ採用。いらなければ逆襲の生贄に(オーキドを捨ててにせオーキド発動はエモ)。
サイド残り1枚などで試合を決め切りたいときに7ドローでスプレーを探しに行くことも。

・パソコン通信 ☆☆
全てのカードのn枚目になるので当然強い。主ににせオーキドのサーチ。

・リサイクル
4枚全てうらになる確率は大体6パーほどなので(あってる?)まぁ逆襲は2回打てます。「まきちらせ!ベトベトガス」を連打して、タケキュウやワニカメを止め続けるのも強いと思います。

・まきちらせ!ベトベトガス 2枚
厚めの採用。ワニカメの「どしゃぶり」を止めて火力が出ないようにしたり、ベトベトンを止めてわるクロを動かしたりと役割は様々。

使用後に進化したポケモンにははたらかないので、わるクロと相性が良い反面、

ベンチに進化前を構えて「まきベト」を見てから進化して特殊能力を使うプレイングにはロックをすかされるのが課題でしたが、「逆襲」で進化先を流してしまえるのでこのデッキにおいては意外とシナジーがありました。そのままわるクロスパークで低HPの進化前を倒せておいしい。

・でこぼこジム
錯乱ジムをわるカードは入れたかったのと、エネルギースタジアムやラッキースタジアムは相手の方にメリットが生まれやすそうと思ったため不採用にした結果、これを選びました。
時間稼ぎに逃げ0たねポケを前に出すことを躊躇わせますし、こちらは基本的に全員進化ポケモンです。
エネを貼り切れてないランターンを前に縛られたら面倒ですが、それはでこぼこジムに関係ありません。相手しか嫌な気持ちにならない。これが大事だなと思いました。

殿堂ポイントは
わるいクロバット☆×2
パソコン通信☆☆
にせオーキドの逆襲☆☆☆☆

で計8点です。

対戦レポ

1試合目 後攻 タコトプスさん○

「カエルのために賭けはある」デッキ

ニョロボンの中打点とエネ破壊を、殿堂ポイント2に下がったカメックスが下支えするデッキでした。

お相手はバトル場ゼニガメ、ベンチニョロモでスタート。こちらはチョンチースタート。

「逆襲を打ち、アタッカーを倒すターンにまきベトでカメックスのあまごいを止めれば、何ターンかもらえそうだな」と考えます。

お相手がベンチにもう一体カメを出すなど展開した返しの後攻1ターン目、チョンチーのプラスイオンがコイン表でバトル場のゼニガメをとばします。これは大きい。
しかしお相手、順当に育て屋さんでカメックスに進化、ニョロボンに進化をし、前に圧力をかけてきます。(雷エネ7枚しか採用してないのでエネ破壊は困ります)

鋼エネを剥がせるのいいですね。

逆襲を打った返しに、オーキドを打たれてまったくスピードが緩まないお相手にこちらはヒヤヒヤさせられっぱなしでした。しかし、まきベトを駆使し、その上たねアタッカーのラプラスがサイド落ちという運も味方し、なんとか動けない数ターンを作ることに成功して勝ち切りました。

2戦目 後攻 コウタロウさん○

「バクフーンマグカルゴ」
お相手は1ターン目しっかり動いてヒノアラシやマグマッグをベンチに並べます。
こちらも負けじと動こうとしますが、なんとバトル場ズバットにチョンチーしか場に出せず、これはやばい…と内心狼狽えます。

しかも返しのターンでバクフーンが立ち、カルゴが立ち、リチャージも成功で2エネつきマグカルゴがベンチに誕生します。バトル場はエネつきヒノアラシだから、次ターンカルゴ手貼りで確実にバトル場のやさしいランターンをワンパンすることができる。

後続が間に合わない、内心ヒヤリとした直後、「パソコン大暴走」をお相手が打ってくれました。これで少なくとも逆襲まではつなげられる。圧倒的感謝。

そうは言っても、このターンは2エネつきランターンを作るので精一杯で後続をたてられないままワンパンされると一気に押し切られる。

そこでこちらはワープポイントを発動。お相手の2エネマグカルゴをバトル場に誘います。さらにパソコン通信からもう1枚のワープポイントを使用、ここでカルゴの特殊能力をはたらかせます。

リザードンより使いやすい性能してます。

「やけのこり」によって、1枚のエネが強制的にはがれ、代わりに出てきたエネ無しヒノアラシにつきます。さらにここで逆襲→ベトベトガス→でこぼこジムまで使用してヒノアラシをしばり、次のターン確実にマグカルゴが動けない盤面を作ることができました。
ここがこの日1番冴えていた瞬間だったと思います。

そのあとはベトベトガスをリサイクルで打ち続け、わるクロとランターンで制圧することができました。

3試合目 後攻 うっどさん✖️

「錯乱ジム入りネルトプス」
「雪道ツツジわるクロランターン」は中盤までに決め切るデッキなので、試合がかなり早く終わります。そのため、他プレイヤーの情報を得られる(関西旧裏では試合後の他卓観戦が一般的)のもメリットです。自分の情報は与えませんし。

そこで観戦していて、「これは回られると無理だな…」と観て思っていたのがうっどさんのデッキでした。

低火力のわるクロランターンにおいて、ハガネールはかなりきつい相手と言えます。絶対先攻をとり、逆襲を打ちながら大量のゴルバットクロバットたちで鋼エネを貼る前のイワークを狩り尽くす。

しかしジャンケンは負け…しかもイワークがベンチで鋼エネを貼って返されます。ここですでにかなりきついのですが、こちらもとりあえず盤面を作ろうとします。が、なんとチョンチーが置けません。ドロソと現物と礼儀作法でけっこう置けると思ってたのですが、これはまずい…

さらにお相手、2枚目の鋼エネを貼りハガネールに進化した上、錯乱ジムを展開。

"邪悪"


かなり「もう無理」感が漂い始めます。しかし、なんとかドロソを発動し、でこぼこジムを引き込んでから逆襲を決めれば!と思いましたが、

錯乱ジムで4回裏…むしろお相手のサポートをしてしまった形になります。やはり1ターン目ででこぼこジムを抱えるまで引き切るべきでした。

そのあとは、テールスマッシュテールクラッシュでしっかり表を出され、全てのズバットが狩られてたね切れで負けです。リムーブはちょっと枠がないですかね…わるクロが殿堂ポイント無しに戻れば検討したいです。


4戦目 先攻 ねねしさん○

「タケシのキュウコン」

進化前が1エネ20点、進化後が2エネ30点というところも美しすぎます。


いつも高槻でお会いするので、デッキタイプは得意のタケキュウだろうと分かりました。各タイプの変身先とプラスパワーの打点調整、わるいハクリューの確定サーチなど、できることが多く観戦していて楽しいデッキだといつも思っています。
ただ今回は、普段できることをいかにさせないか、つまりまきベトをいかに連打するかにかかっているなと思いました。

こちら先攻。チョンチースタートです。エネ貼りはできたので、あとはドローだと思ったのですが、初手にはマサキの転送装置のみでしかも裏。これには困りました。
とりあえずコラッタ出して、サイドからドロソを引っ張ろうとロケット団参上を使うと、なんと「逆襲」がサイド落ちしています。デッキのコンセプトがバレてしまった上、次のターンにケアを要するということに…
逆に言えば「わるふざけ」でサイドに行くことはないということ。マサキをトップに固定して、番を返します。

お相手はサイドにエナジーコンバーターポリゴン2が落ちているのを確認。採用枚数によりますが、立てられないと「ばける」先のわざを打つためにレインボーエネを貼らざるをえないので、ちょっときつそうです。ラッキー。

タケシのロコンによってチョンチーに20ダメージ与えてターンが返ります。
サイドにはもう1枚マサキが落ちており、1枚でも多くめくりたかったのでこのターンでの「わるふざけ」も「逆襲」をスルー。
無事、マサキを駆使してドローを繋ぎ、バトル場進化と後続のチョンチーを置くことに成功します。まきベトも引けた!

次ターンバトル場のランターンを飛ばされても、まきベトでばけるを解除すれば、そのうち相手のアタッカーをわるクロで取ることはできるようになりました。わるクロでとれば「学習装置」がはたらきません。そのため、ベンチの後続を育てにくくなるだろうとの考えです。
時間稼ぎにはコラッタをクッションにすればいいか、と思っていました。

しかしやはりねねしさん、そんな甘えたプレーを見過ごしません。「突風」でゴルバットを引っ張り、自らばける解除したキュウコンにプラスパワーを2枚つけて倒してきました。これによって、前をスパークで倒さざるをえず、「学習装置」が働いてしまいます。

ここでついに「にせオーキドの逆襲」を発動!
さらにまきベトを使い、次ターンに闘「ニョロボン」プラスパワー×2などでワンパンされる可能性を消します。

手札にたまったリサイクルを吐き出し、デッキトップにまきベトを固定します。これによって「ばける」と「しんかのひかり」を止め、攻撃と山圧縮を牽制します。まさに「雪道ツツジ」。

その後はまきベトを連打しながら後続を準備し、なんとかそのまま押し切ることができました。

結果

階段が崩れたため4試合で終了となりました。

優勝は「ワニカメ」を使用したなふださんでした。
おめでとうございます!

実は結果的に準決勝となる卓に上がった自分を含む5人のうち、なふださんとsuicaさんのお二人がこのデッキの仮想敵であるワニカメを使っておられました。(あとはうっどさんの錯乱ネルトプスと、鬱子さんのルギアホウオウ)

私はその中で1番当たりたくない錯乱ネルトプスと当たってしまったので、何かしらのデッキタイプにはガードを下げざるをえない、尖った構築の脆弱性を感じました。どこかで不利対面を踏むともう上がることは難しい。スイスドローの難しいところです。

そういう意味でも今回の「雪道ツツジわるクロランターン」はやはりガンスリンガー向きだと思います。

もしご興味あればぜひ使っていただきたいと思います。

最後に、毎回素敵なイベントを開催してくれる店舗の皆様とソラさん、対戦していただいた旧裏勢の方々、いつもありがとうございます。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。noteを書くって楽しいものですね。

おすし

画像引用:旧シリーズ検索 様

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