ネクストキャリアカンパニー講義を終えて

1.総論 

 今回「ネクストキャリアカンパニー講義」を終えて、今後インターンをする判断方法だけでなく、自身が今後のキャリアを選択する上での、企業文化等も踏まえた企業選択の必要性を学んだ。講義を通し、自身のサーバーサイドエンジニアというキャリアにおいて「自己成長」を軸に置いた企業選択の参考にしていきたい。

2.ネクストキャリアカンパニーとは

 ネクストキャリアカンパニーとは、ある4つの指標を参考にスクリーニングされた「ここ数年で成長していてかつ若手が活躍出来る会社」のことを指す。一般的な就活の人気企業ランキングでは見えてこない"「自己成長を軸」にした企業"をコンセプトに挙げられている。
4つの指標とは
 ネクストキャリアカンパニーの4つの指標とは、1「直近5年の売上増加率」2「社員一人当たりの経常利益額」3「平均年齢」4「直近5年の従業員増減率」であり、これらの指標から2つ以上の指標が一定の水準に満たしてる場合ネクストキャリアカンパニーと定義される。もちろん、投資の企業価値評価と同じように財務数値だけでは会社を測る事は出来ない為、あくまでも参考程度にすべきだが、無知な学生にとって企業を絞る上では大変有難い指標である。
学生が企業を選ぶポイント
 学生である我々は、そうした指標だけでなくその企業の文化(社長の人柄等も含め)等も踏まえ、自身の「自己成長」を考慮した際、合う合わないを判断する必要がある。確かに、年収や福利厚生といった判断材料も大切だが、長期的に見て自身のレベルを上げることが合理的である為、良い成長環境を見つけることが先決である。

3.私の「自己成長」を軸に置いた企業選択

 2で論じたポイントを踏まえ、下記の3-1〜3-4に私が志望する企業像をまとめた。私はweb系企業のサーバーサイドエンジニアを志望しており、エンジニアとしての実力をつけるため下記の決断に至った。
3-1業績(4つの指標も含む)
 業績に関しては、ネクストキャリアカンパニーの4つの指標を信用し、それらに大まかに該当する企業を選択したい。もちろん、前述したように業績による企業の将来性の予測は"長くても3〜5年"と長期間において予測することが不可能な為、業績以上に長期的に影響するであろう"ビジョン"や"企業文化"等を意識すべきだと考える。
3-2従業員数
 従業員数に関しては、100〜400人規模の企業を選択したい。この人数の背景としては、従業員数が少ないと教育環境が整っていない可能性が高く、従業員数が逆に多いとチャレンジングな仕事が出来ない可能性が高くなる為、間を取ってバランスが取れた規模感の会社を志望した。
3-3企業文化
 企業文化に関しては、自己成長が出来れば求められるハードルが高くても耐えられる自信がある為、事業のスピードを意識し新規事業の投資も積極的に行おうとするチャレンジングな企業が合うと考える。
3-4事業内容
 事業内容は、なるべく営業色が強い企業というよりエンジニア色が強い事業内容を取る企業を選択したい。何故ならアプリやシステムの開発を積極的に行う企業の場合、エンジニアの意見が通りやすいからだ。加えて、自身のレベルを向上させるために、新技術(AIや、AWS・GCPなどのクラウド)を扱い事業を展開するような会社が選択出来ればと考える。
 加えて、これは余談だが今回の講義中では「事業内容の分野を意識するな」と話していたが、個人的にはヘルスケアテックやフィンテック辺りが興味がある為、出来ればそうした分野の企業に行きたいと考える。

4.結論

 今回「ネクストキャリアカンパニー講義」を終え、自身の「自己成長」を軸に置いた際の企業選択において大いに参考になった。特に、講義中約20 社の企業の紹介を受けたが、業績や事業内容だけなく企業文化その他諸々がどれも特色があり、様々な観点で企業を選ぶ必要性を痛感した。
 今後ネクストキャリアカンパニーの数も増えて来ると思われるが、その都度特色を見て、自身が本当に志望する企業像を修正し焦点を合わせていきたい。