【社員紹介:vol.6】ココカラ踏み出す一歩──国籍と国境を超えた人材支援へ

数回に渡り、#ファーストペンギンな社員紹介をしてきましたが、今回はファーストペンギンの中の新規事業部から、西本くんに話を聞いてみたいと思います。

◆社員データ◆
名前:西本 有希
部署:コーポレート本部 新規事業開発部 人材事業課
入社:2018年4月新卒入社


原点は、留学で感じた「海外で働きたい」という気持ち

2018年に新卒として入社してから、新規授業部として人材事業に携わってきました。僕がこのキャリアを選択した原点は、大学時代に経験した留学でした。

大学3年生のとき、親から『今のうちに経験しておくべきだ』と背中を押してもらい、単身でカナダのバンクーバーに留学。英語は全然得意ではなかったものの、影響を受けやすい性格が幸いしたのか、すぐに日常会話ならどうにか話せるようになりました。

西本「あのときは、 1年しか時間がない中で、とにかく英語をマスターしようと必死でした。親との連絡もすべて英語にしていましたし、日本人の友達もつくらず、日本語で話しかけられても英語で返してました。」

そうして数カ月が経ったころ、ポツポツと友人ができたんです。留学先のカナダは多民族国家であり、さまざまな文化が融合し合ってできています。日本とは違った感覚に最初は戸惑いましたが、今まで知らなかった国や文化に触れることで、自分の価値観が大きく変わったと思っています。

西本「自分が当たり前だと思っていたものが、まったく当たり前ではなかったことが衝撃でしたね。文化が違うとこんなにも違うのか……って。カナダでの生活に慣れてしまうと、日本に戻ったときに違和感があるんじゃないかって心配になるくらい(笑)」

もともとは海外になんて興味はなくて。親から経験のひとつとして提案されて、「じゃあ、行ってみるか」と。なんとなく海外旅行への憧れはあったものの、留学なんて全く考えていませんでした。
しかし、カナダに来て1年が経つころにはカナダで就職したいと思いましたね。日本に帰らなければならない日が迫ってくることが、当時は本気でつらかったです。

とはいえ、自分はまだ学生であり、英語力もビジネスで通用するレベルではなかったので、カナダで働くなんて到底難しいことも理解していました。しかし、留学への一歩がそうだったように、「海外就職に飛び込んでみたい」とも感じていたんです。両親にも相談しながらいろいろと考えましたが、まずは日本で就職すると決めました。一番の理由としては、海外インターンで働く学生たちに比べて、そもそもの社会人スキルが劣っていることがネックでした。

まずは日本で力をつけ、いずれカナダに戻ってこよう──。そう決心して日本へ帰国したのを覚えています。


直接会えないからこそフランクに

日本で就職することを決めたときに、どこが一番海外とのビジネスチャンスが多いか?と考えて、上京することを決めました。
最初にファーストペンギンに出会ったとき、なぜか僕の中では“新規事業開発部で仕事をする”イメージが沸いたんです。総合職採用で、配属先も決まっていないのに、なんとなく新規事業開発部に配属される自信があったんです。

そして実際に入社してみたら、やっぱり新規事業開発部に配属。運命を感じましたね。

僕の所属している新規事業開発部では、『ココカラット』という新卒・中途を含めた国内外の就業支援を行っている。メインは国内の中途採用支援で、対象エリアを絞らず、全国から集まった“働きたい”というニーズに合わせて、求人をマッチングさせていく。

西本「電話面談は 1日で 5名ほど。できれば直接会った方が、その人の雰囲気も知ることができてよりマッチングしやすいと思っていますが、遠方だとなかなか難しいのが現状です。」

全国展開している企業の地域採用も担当していると、大きな都市から離れた地域の採用支援を代行することもあります。そういった求人は、家の近くで働きたいという候補者からの応募が集まりやすいのが特徴です。
直接会えない分、電話面談やSkypeで回数を重ねながらしっかりとコミュニケーションを取ることで、エージェントと候補者という関係を超えた、パートナーのような関係になれると考えています。

西本「相手もエージェントに登録しているとわかってはいるものの、ビジネス感が出てしまうと身構えてしまうことが多くて。なので、友人のようなスタンスで話すことを意識しています。」

1回も会ったことがないのに、自分を信頼し、心を開いてくれたということは、かけがえのない体験であるとともに、仕事の醍醐味だと思います。


やりがいは、ふたつの“マッチ”が重なるとき

企業によって面接の評価ポイントが違う中で、マッチングさせるために企業側から情報を得ることを目的とした交渉がうまくいったとき。候補者が希望している職種ではなく、本人と正面から向き合い、別職種を提案したとき。その職種で内定が出て、喜びの声をもらったとき。

仕事の流れとしての“マッチ”、そして候補者が求めているものと企業の求めているものとの“マッチ”。ふたつのマッチが重なったときにやりがいを感じます。

西本「よく『仕事をする中で嬉しかったことは?』と聞かれますが、どれがというより、その人が喜んでくれることが一番嬉しいです。でも、入社がゴールではないので、入社してからも働き続けられるか・活躍できるのかを考えながら、候補者と接するようにしています。」

しかし、業務では良いことだけではない。何度連絡しても書類を提出してくれなかったり、面接に無断欠席をされたり……。それどころか、まったく連絡がつかなくなってしまうことも。
世の中、うまくいくことばかりではありません。とくに音信不通になってしまったときには裏切られたような気持ちになっていたこともありました。でも、それはバリューをうまく相手に伝えられていなかったんだな、と割り切って次への糧にするように意識しています。


国籍も国境も問わず、働きたい人の背中を押してあげられるようなサービスを

海外への強い想いを抱えて入社したからこそ、今後は同じような立場の学生への支援にもっと力を入れていきたいと思っています。

西本「実際に新規に配属されて、自分のような海外で就職したい学生の支援を行えることが、すごく嬉しかったです。今は東南アジアが多いですが、将来的には欧米などにも支援範囲を広げていきたいと思っています。」

また、海外出張のチャンスがあれば、営業としてのチカラと語学力を鍛える場として積極的に参加させてもらいましたし、今後もそういったチャンスが回ってきたときに、また“力不足”で諦めなくていいように、できることはすべてやっていきたい。そしてゆくゆくは、ファーストペンギンの一員として海外で働ける環境がつくれたら、と思っています。

そのためには、今の決まったやり方ではなくて、新しい営業スタイルを確立させていく必要があると思っています。海外支援の実績はまだ多くはないので、“海外で働きたい人はファーストペンギンに ”くらいのブランディングをつくっていけたらな、って思います。


☟西本くんが活躍中のココカラットサービスサイトはこちら


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