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なつめのこと

なつめは猫の女の子です。
2020年7月10日生まれ、ということにしています。
野良猫の子どもなので、正確な誕生日はわかりません。

なつめとの出会いは、先代犬ジョニーと散歩している時でした。

最初は子猫の遺体をジョニーが発見したことに始まります。
その子は、どうやらカラスに襲われたようでした。
次の日に散歩していると近所の親子が子猫と遊んでいました。
お母さんが「最初は4匹の子猫がいたのに、3匹になっているの」と言いました。
わたしは、昨日の子だ!と思いました。

その次の日も、散歩へ出かけると親子が子猫と遊んでいました。
「また減ってて、2匹になってるの」

このままだと、みんなカラスに襲われてしまう。

子猫達が住んでいるのは、親子とは違うご近所さんの納屋でした。
家主さんに聞くと、黒い親猫がいたけれど、もうしばらく親が戻っていないとのこと。
家主さんと話をして、1匹はわたしが引き取り、もう一匹は家主さんがそのまま納屋で面倒をみることになりました。

そうしてウチに来たのが、なつめです。

もう一匹は黒猫でしたが、その後、姿が見えなくなってしまいました。

なつめの名前は、夏目漱石からもらいました。
引き取ってすぐ病院へ連れて行ったとき、まだ小さ過ぎて性別がわからず、名前は決まってませんでした。
「お名前は?」
「まだないんです」
と受付で話をしたのが、なんだか漱石みたいだなと思って。
なつめという名前なら、男の子でも女の子でも通用するので良いかも、と。

なつめ、やんちゃだし、気も強かったので、最初は男の子だと思っていました。
そのまま、見事なお転婆娘へと成長。
襖や障子には自分が通り抜けられる穴を開け、自由自在に家の中を走り回っています。

食べ物の好き嫌いは、どうやら気分次第。
好きな遊びは、ジョニーの影響か、投げたおもちゃを追いかけること。
(持って戻ってこないので、わたしが自分で拾いに行きます)

我が家の大事な箱入り娘です。

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