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流れに身を任せるか逆行するか。
外出禁止解禁後初の週末であった先週の土日は、ピクニックで友人達に会ったり、彼の両親宅でランチをしたりと、久しぶりに人に会うイベントに大忙しでした。今週はいくつか美術館が再開したこともあって、歴史地区の中心街にも出かけました。長かったロックダウンの後、日常を取り戻すのに必死になっている自分がいました。
3ヶ月ぶりに友人に会ったり、美術館に足を運ぶのは待ち遠しかった分楽しかったのですが、心の何処かで
春すぎて夏来にけらし白妙の
持統天皇『新古今集』より
春すぎて夏来(き)にけらし白妙(しろたへ)の 衣(ころも)ほすてふ天(あま)の香具山(かぐやま)
現代語訳
「いつの間にか、春が過ぎて夏がやってきたようだ。夏になると真っ白な衣を干すと言うから、あの天の香具山に(あのように衣がひるがえっているのだから)」
日差しはもう夏。長い間、いつのまにか来ていた春を自宅で過ごして、外出禁止が解かれた今週。少しずつ日常を取り戻して来
私にとっての禅とは。
新コロナウィルス感染拡大防止のための外出禁止が全イタリアで解かれる日を目前に、私が住んでいるトスカーナ州は5月1日から、散歩に出るための外出許可が出ました。公園などはまだ閉まっていますが、近所の丘と散歩道を開拓して(初めて通った道がありました)、小一時間の散歩をして来ました。
これまでは近所の生鮮市場や商店に買い物に行ったり、ゴミ捨てに外に出るくらいで、必要な買い出しにもかかわらず、何か後ろめた
徒然なるままにとはいかないもの
初めて投稿します。普段Twitterには1日結構何ツイートもしていたりしますが、140字以上書くというのは新しい習慣です。新しいことを見つけると、なかなか徒然なるままにとはいかないかもしれません。
「徒然」(つれづれ)という意味は「長い時間、同じ状態が続くこと」や「何もすることがなく退屈すること」。吉田兼好の「徒然草」の冒頭にある「つれづれなるままに」は「することもなく、手持無沙汰なのに」という