マガジンのカバー画像

僕が英語コーチになる理由 全4話

4
何が僕を英語コーチへと駆り立てたのか?1994年のアメリカにその答えはあった。そして消えかけていた僕の火が今再び、燃えあがろうとしている。
運営しているクリエイター

#ネイティブアメリカン

僕が英語コーチになる理由 第3話 "Door is always open."

「ここは一体、どこだ?」 ラピッドシティ空港に降り立った僕は衝撃を受けた。 こんな広い空、生まれて初めて見た。 360度、地平線しかない。そこには空と大地があるだけだった。 1994年6月、僕の初めてのアメリカ。 摩天楼もハリウッドも無かった。 そこは中西部、サウスダコタ。地の果てだった。 * ヒゲの師匠と僕は空港から車で、気の遠くなるような一本道をひたすら走った。目的地まで3時間。 行けども行けども景色は全く変わらなかった。大地と空と一本道。僕の気持ちはず