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FX初心者の心構え


はじめに

これは、FXをある程度やって負け続けている人向けに書きました。

また、10万円を1億にしたいとかそういった人向けには書いていません。あくまで、堅実に資産運用としてFXとどう向き合っていくかということを中心に書いています。私はブログで毎日のようにエントリータイミングをみつけポジションを取っていますが、最初はあのような方法はやめた方がいいです。堅実に自分の勝ちパターンを構築していくことの方が大切です

FXは1割の勝組トレーダーが、9割の一般トレーダーの資金を喰っていくゼロサムゲームです。
だから、参加した大多数のトレーダーは、せっかく貯めたお金をプロの連中に献上するために参加しています。

こんなことを、言ってしまうと、FXなんてやっぱやっちゃダメじゃないかと思われるかもしれませんが、コツコツ経験を積めば残りの1割トレーダーの方に入ることは意外とできちゃいます。私は金融のプロでもなんでもありませんが、実際に安定して勝てていますから、誰でもできないことはないです。

でも殆どの人がそれができないのが現状。 何の世界でもおよそ1割が勝ち組で9割が負け組になるので、FXだけが特段難しいわけではりません。つまり継続する力が足りていないと言い切れます。 裏返せばやればできるのです。
とりあえず参加するのは非常に大切なこと。やんなきゃわからない。でもせっかく貯めたお金を勉強段階で失っていては、どうしょうもありません。
だから初期の段階では、資金を減らさずどうやって経験を積むかということにかかっています。だから最初は通常より非常に少ない金額で取引をしてみることが大切です。
デモ口座になると本気度があがりませんので、あまりお勧めできませんので、実際にお金をかけてみる方がいいと思いますが、LOTは設定できる最小限にします。XM などではマイクロ口座もありますので、それを活用して練習するのもいいかと思います。物凄く少額で練習できます。

最初は利益を追及せず、利率だけを考えてトレードします。

これは他の人も言っていると思うのですが、FXというのは一度コツをつかみ、勝てる方法がわかると、ずっと勝てるようになります。
FXは世界中から毎年新規参加者(いわゆるカモ)が参入してきます。負け続けたカモは退場しますが、次々と新たなカモが入ってきますから、市場はほぼ永久的に新規カモをカモる方向に値動きするという特徴になるわけです。
その域に到達するまでは多少の努力と時間が必要ですが、正しい方向でやれば特に天才でなくてもできてしまうものなのです。

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勝てるようになるというのは、同じ手法がずっと使えるという意味ではなく、リスク管理をきちんとしてトレードをする力がつくと、あらゆる相場でトータルで勝てるようになれるのです。
ただ、殆どの人がそこに到達するまえに大きく損をして辞めてしまいます。

FXはギャンブル性が高いと思われている方も多いですが、それは証拠金を少額しか用意できない人がハイレバで資金を短期間で倍にしようとするからです。
負けると、取り返そうという心理状態になり、さらにハイレバで一発逆転を狙い敗北。 せっかく貯めたお金を全て失うという悲惨な事が実際に起こっています。
でも、それは株にしてもビジネスにしてもにしても同じことです。FXだけがギャンブルという訳ではなく、リスクコントロールさえきちんとできれば、こんな効率の良い投資はないと思っています。

「ハイレバで人生一発逆転」 とか 「仕事をやめてFX一本で生計をたてるぞ」という人は完全にギャンブラーですので、放っておいて、まじめに資産運用としてのFXを考え、勝てる1割のトレーダーになるように頑張ってみましょう。

1 投資には時間という燃料が必要である

まず、投資全般に言えることですが、焦らないことです。 

相場が動くのには時間がかかります。適正なエントリータイミングを待つことが非常に大切。 
チャートをみていると、ついついエントリーしてしまったり、思った方向と逆に動いてしまい損切したりと、時間に対する考え方が適当だとトレードにブレが生じます。
まずは、目標とトレードルールを設定し、焦らない癖をつけます。今日1日で1万円も2万円も儲ける必要はないのです。

ここに、FXを本業にするのを薦めない理由があります。FXでの収入を生計にあてると、心理的に絶対に稼がなければならないという強迫観念が産まれ、時間という大切な要素を忘れてしまうからです。
本業の所得は大切です。あくまでも本業+FXでの副所得をあげることがFXの目的です。

ではどうやって目標設定をし、証拠金をコツコツと増やしていくか考えていきます。

FXは大金持ちはあまりやりませんので、一般的なサラリーマンと仮定して、証拠金として用意できるのは100万円程度が打倒なのではないでしょうか?預貯金があるのであれば、その半分程度をFXの証拠金としてもいいと思いますが、

いずれにしても100万円という現実的な設定で考えていきます。 証拠金が多いほどローレバレッジ=安全に運用でできることは言うまでもありません。

2 複利で増やすことを考え、目標利益率を最低限に抑える

1万円の証拠金を入れ、今日、明日中に2万円に増やすぞ!

こういった考え方の人は99%FXから退場していきます。

1万円を数日で2万円になんかできたら、私は今頃ビルゲイツよりお金持ちになっています。現実的ではないイチかバチかのギャンブルになっていて、投資ではありまん。

まず100万円を1カ月で102万円にすることを目標にします。 利益率はたったの2%です。これを12カ月維持できると、複利の力が作用するので、126万8200円になります。
これを5年続けると589万1600円になります。 5年で489万円上乗せすることができれば、資産運用としては十分すぎます。
これでは足りないと言う人は、勝てるようになってから、証拠金を積み立て、毎月余剰金を増やしていけばいいと思います。
(※実際には所得税がかかります)

1カ月でたった2%でいいと言えば全然儲からないイメージが湧きますがそんなことはありません。 
これは目標ラインであって、それ以上たまたま稼げる月も結構でてくるのは言うまでもありません。

負けつづけ、資産を減らしている方の大多数はこの感覚を知らずにFXをするから今までFXがギャンブルになっていたと言えるのではないでしょうか?


3 レバレッジに対する考え方

レバレッジ=借金であることを理解する。レバレッジて実際ないお金でトレードしている状態と同じことです。証拠金を担保としてトレードしている状態です。
レバレッジは高く設定できることにこしたことはありません。日本のFXは現状としてレバレッジ25倍まで(近い将来10倍になる可能性大)、海外FXはXMなどでは888倍まで設定可能です。
設定できるレバレッジは大きくてかまいません。しかし、実際にレバレッジをつかうかどうかは本人次第で、トレードに設定された上限レバレッジまでポジションをとることをしてはいけません。
あくまで、レバレッジ上限はゆとりと考えるべきで、スポーツカーのスピードメーターが300KMまであっても100Kmまでしか出さないというゆとりです。
将来日本のFXが規制で10倍になるのは、いい事ではありません。例えるなら、120キロした出ない車で100キロで走れといっている状態です。
レバレッジはFXの最大の魅力と言われていますが、初心者はこれを鵜呑みにしてはいけません。最初の段階では、レバレッジはできるだけ使わないほうがいいです。

レバレッジは使うなといいながら、レバレッジは高く設定できるに越したことはないと一見矛盾したことを言っていますが、レバレッジ設定は高く、実際にとるポジション(LOT数)は少なくという意味です。


欧州やアメリカ勢のプロトレーダー達は、日本人の素人トレーダーがハイレバでポジションをとっていることを見透かしています。それを刈り取るために揺さぶりをかけてきます。
レバレッジが高いと、ゆさぶられたときにほぼ100%やられることは言うまでもありません。レバレッジは慣れてきてから、ここぞというときだけ利かせるものです。
通常はあまり必要ありません。つまり、勝てるトレーダーにしか必要のない制度ですし、勝っているトレーダーですら、レバレッジを利かせる場面というのは限られているのです。

100万円をFXに使うぞと決めた場合、国内FXを使うのであれば全額口座に入金することをお勧めします。でないとすぐロスカットにかかるから
そして、ポジションを持つたびにすぐに損切を入れてください。 でないとリーマン級大暴落がきたら証拠金ぶっ飛びます。
海外FXを使う場合であれば、レバレッジを最大に設定し、あまり多くは入金しません。 10万円程度で十分かなと思います。
だって海外の見たこともない会社に大金入金するのは抵抗ありますよね? だから10万円くらいで十分です。
FXに100万円使うと決めて別口座に置きます。そして、XMに10万円だけ入金  レバレッジは888倍設定でかまいません。
海外の場合はゼロカットシステムがあるので、天変地異の大暴落がきて損切を入れ忘れても10万円以上損はしません。(損切をいれなくていいという意味ではない)

ただし、ここからは自己管理です。 FXに自分が使うお金は100万円なのですから、証拠金の10万を失うということは、10%負けるということです。
月利2%を狙うのに、10%もひと月でまけたら元がとれないことは容易に想像つきます。
だから、基本的に負けない、最大に負けも月2%以下に抑えるのが理想です。 100万円の2%(2万円)負けたらダメなわけです。はじめのうちは、月2万円まけたら反省して頭を冷やししばらく相場から撤退しましょう。

そう意識すれば、無駄なエントリーはできないと慎重になれるはずです。

大きく負け越す月でも、10万円の証拠金を8万円以下にしないトレードを心がけます。

1LOT=1枚=1万通貨

1万通貨とは、1米ドルがざっくり100円くらいと考えると、1ドル×10000通貨=10000ドル=100万円ということになります。

目標は勝率5割として、1万通貨でやると
30PIPS勝のエントリーが10回 10PIPS損切負けのエントリーが10回。  これで勝率5割で200PIPS勝で目標の約2万円の利益になります。

でも

10PIPSで損切にすると、おそらく、読みが正しくても9割以上負けます。10PIPSてノイズの範囲です。 これでは、損切が近すぎるのです。 
だから、100万円で1万通貨トレードをすることは、一般的に大きすぎると言えます。


もっとレバレッジを抑えましょう。  


例えば、5000通貨でやれば
60PIPS勝×10回で600PIPS勝  20PIPS負け×10回で200PIPS負け  利益400PIPS=20000円となります。
こうやれば損切にはかかりにくくなりますが、 はたして、一月に60PIPSも抜ける場面が10回もくるでしょうか?

やったことある人ならわかるとおもいます。 それ無理ゲーだって 
だから、そこまで一度に勝つPIPSにはこだわらなくていいです。ただし、20PIPS以上は抜くように心がけます。
そうこうしていると、そのうちの何度かは100PIPS抜けたりして、TOTALで形になったりするものです。
勝率も5割から6-7割へと上がっていくと思います。

これがコンスタントにできるようになれば、FXでゆとりある生活ができるようになります。 

とにかく最初のうちは負けをコントロールして経験を積むことです。

退場しないことが継続させる条件です。


4 目標利確と損切の設定


エントリーする前に損切を決め、その損切でいくら損するかを把握すること!

その損失額だと、自分は精神的に経費だと割り切れ、ノープロブレムだと言い切れること。

目標設定と損切の設定を決めておくことは非常に重要です。

目標も損切も最初に建てたシナリオが狂えば、それに達するまえに切ることもあります。

ただし、損切は、最初に決めた位置を引き延ばしてはいけません。

目標のほうは、逆行しても利益を残せるところまで損切ラインをスライドさせていく手法は使います。
その場合は、目標を上にスライドさせていくこともあります。

短期トレードは先ほどいった月2%の利益を目標にします。 1000円を20日毎日儲けろという意味ではありません。勝ちやすいところでトータルでです。

 
長期トレードは週足、月足での大底と大天井でしかエントリーできませんので、年に何度もチャンスはきませが、タイミングがあえば、エントリーし長期放置します。
目標は2000PIPSや場合によっては3000PIPS狙いですが、時間がかかりますので、月利2%とは別に考えます。

例えば、2017年頭からのポンドドル月足での大底です。 あのような場面でエントリーします。 赤丸の位置です。 相場は自分で作れないので、状況を待つしかありません。ずっとホールドです。 今年利確しないかもしれません。

GBPUSD月足 大底でしたがちょっと最近急激にあがりましたね。ずいぶん儲けさせてもらった通貨ペアです。 

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AUDCHF月足 これも大底を迎えています。 今は下落していますが、止まればまだ間に合う形です。

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GBPCHF月足  これも大底を迎えています 大底は絶対そこが底であるという保証は確かにありませんが、ボリジャーバンドをみて上昇に転じそうかどうかを判断します。 損切は物凄く深めにいれますが、そこまで行っても精神的に経費としてOKという許容範囲でポジションを取ります。 

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ロスカットの最大値
ロスカットは最大でも全体証拠金の0.5%と言われています。 
証拠金の0.5%といえば、全体で100万円の証拠金だと、5000円  一回のトレードでそれ以上失うことは厳禁です。 あつくなり取り返そうという意識が強くなります。
あくまで5000円は最大です。 できれば2500円くらいを最大の損切ラインに設定すべきです。 そうすれば必要経費として損切を考えることができるようになります。

また、証拠金を十分にいれたトレードでは、ストップロスは絶対に入れてください。何があってもこれだけは守ること
なんとかショックがくると即退場になります。

一度の損失額を減らしたい場合は、ストップロスを近くに置くのではなく、トータルポジション数を減らす方法で対応してください。

できるだけストップロスは離したほうが勝率があがるのは当然です。  

長期トレード
長期トレードは退屈ですが、おいしいです。あまり短期での相場の動きに惑わされず、最初に決めたエントリーと利食いと損切を守ります。
あまり、頻繁に相場を見る必要もありません。ポジションをもっていることを忘れるくらいのが望ましいです。

だから、売買エントリーするタイミングは、大底と天井になります。 安値圏で買っていれば上がるしかありませんし、天井で売っていれば下落しかありません。
上がり過ぎた相場、下がり過ぎた相場というのは、必ず戻ります。
なぜなら、天井というのは、相場が過熱し、上がると信じた大衆がどんどん買いをいれ、最後の購入余力を持った人間までが買いではいり、これ以上だれも買えない状態になっているからです。
だれも購入余力がないのであとは下落しかありません。利確の売り、恐怖の売り、暴落が暴落をよび、下落トレンドへと移行していきます。 
当たり前のことです。  逆の暴落大底も同じことです。 だから、ポンドドルなんかは大底からいまずっと上げている状態です。

長期トレードの大底と天井はレバレッジを通常の3倍程度まであげていいポイントです。最大でも3倍です。

100万円の場合、50万円を長期に回すとすると、3倍の150万円までです。ドル円だと15000通貨  

海外FXだと実際には10万円しか入金しませんが、100万円入金しているつもりで、意識してやります。


短期トレードでは、損切を0.25%といいましたが、長期では違います。 多少逆行したくらいで損切していたら、なんども損切をくらってしまい、利益をだせません。
長期の損切は遅く、利食いも超遅くが基本です。 

5 勝率確保のためのシナリオ建て

エントリー前にシナリオ建てをする
FXにおいて、なぜ今の価格で相場が動いているのかというと上にいくか、下にいくか予想できず均衡している位置が今の値段だからです。
だから、その相場が今から上がるか下がるかを予想することは不可能に近いです。不可能に近いことを無理して追求しても仕方ありません。

FXにおいて予想をすることは無意味  してもいいですが、あまり意味がないということです。

ではエントリーできないではないかと、思われるかもしれませんが、エントリーはシナリオに従って行います。
チャートをみて、テクニカル指標を確認し、今後こうなったらこうなるのかな といったシナリオを建てます。
シナリオは予想ではありません。メインシナリオとサブシナリオを建て、それぞれにこうなったら次はこうなるというシナリオの続きを考えます。
そして、シナリオとずれたらそれを切っていきます。 そのシナリオと同じ方向にとっていたポジションも切ります。この場合は損切ライン前でも切ります。

例えば、日足上昇トレンドが続いている場面で、突然の下落

上昇途中の押し目なのか、トレンド転換して暴落するのか   今の段階ではわかりません。

昨日はボリジャーバンドのσ2からσ1ラインを下に突き抜けた。 前日は上ヒゲ陰線だった
ここで、私はテクニカルとロウソク足の基本から暴落相場をシナリオ1に描きます。そして同時にサブシナリオも考えます

1メインシナリオ: このまま下落していき暴落になる。→ 売りでエントリーする  はずれたら損切 当たれば利益を伸ばす
2サブシナリオ : 結局深くは下落が入ったものの、押し目だった、上昇トレンド継続  → 損切をしますが、再エントリーはしません。
3どちらでもない: 上がりも下がりもせず横ばいをはじめた → シナリオとちがうので切ります

とこのように対処していくわけです。 で極力シナリオ1になる確率を上げます。これはロウソク足の減速とテクニカルをちょこっと理解すればできます。

この場面のドル円の週足チャートです。これはブログでも紹介しました。下落圧がつよく、下落サインが点灯、ここから下落していく流れなわけです。その根拠はしばらく続いたレンジ相場が横水平にサポートを引け、そして、今回の下落でボリバンのーσ2を底抜け、そして反発してーσ1まで戻りましたが、再びーσ2を抜ける下落をしてきた。 こうなると、ここでのサポートが聞かずに下落していく可能性が高まります。

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日足もみます。 案の定さがってきましたが、大きめな陰線のあと、今日もまた陰線で底値を探っています。 こうなるとまだ下落圧は強いです。

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だから、ここではシナリオ1を 下落方向に建てる

だけど、ここが大きなサポートであることは絶対忘れてはいけません。

シナリオ2のレンジ下限でここから長くにわたり上昇という可能性もあります。 その二つを想定し、損切をうまくしながらトレードしていく必要があります。 

エントリーは週足、日足と中心に短くても4時間まで

あとは入るときのタイミングだけは短時間足もみます。(短時間はAIにやられますので、馴れるまでは、あまり見ても意味がないかもしれません)



6 相場の特徴を知る

シナリオを描いても、毎回メインシナリオにならず、サブのほうになってしまう。そういった場合は、相場の特徴がまだわかっていない可能性があります。
まず、FXというのはAIのせいで、1分、5分、1時間トレードくらいの短時間足では、多数派がポジションを取る逆をうまくつくようになっています。
テクニカル分析をしてエントリーすると10割負けなんてことにもなるわけです。人間の心理と行動の特徴をAIはよく知っている訳です。
だから、短時間足でスキャルピングするテクニックなどもありますが、それは置いておいて、できるだけ4時間以上の足で勝てるトレードをしていく必要があります。

7 時間毎の特徴を理解する

FXは24時間動いていますので、地球の自転に合わせてトレードをしていく必要があります。
各市場ごとに特徴があり、それを知らないと、勝てません

流動性の低いオセアニア時間
地球上で一番早く1日がはじまるオセアニア市場はニューヨークのクローズと重なり、大幅に流動性が低下した状態でスタートします。
だから、土日に、何か事件があり、値段が動くばあいは、大きく値が飛ぶことがあります。月曜は状況をみて、窓閉めトレードをすれば勝率を上げることができます。
流動性が低いので、仕手筋が簡単に値段も動かせますので大きな値動きに注意が必要です。

値動きが穏やかでダマしの少ないアジア時間
アジア市場はEU時間帯やニューヨーク時間帯にくらべ、値動きが小さいですので、ボックス相場になりやすいです。
トレンドが出にくい相場なので、その時の流れに従ったトレードで小さな利益を積み上げるトレードが主体になります。
ただし、経済指標、特に豪、NZ、日本の政策金利絡みの発表はダマしが起こったり激しく乱高下することがあります。

危険なヨーロッパ(ロンドン)時間
夏時間であれば日本時間の午後3時くらいにスタートし、冬時間であれあ午後4時くらいにスタートします。
この時間帯は、日本がクローズし、一時的に流動性が低くなった状態から、一気に日本勢を刈り取るダマしが発生しやすい時間帯になります。
とくに夕方5時くらいからはイギリス、ヨーロッパ勢が、これまでのアジア時間の動きを一切無視した突然の動きを始めることがよくあります。
彼らは、日本勢を損切させることで頭がいっぱいですので、ポジションが溜まっている方向と逆に一気に値動きするという特徴があります。
この日本時間からEU時間への切り替わりはできるだけ、ポジションを持たないほうが賢明です。
ポジションがどこにどれだけあり、損切がどこに設定してあり、損切を入れてない連中がどれくらいいるかまで、向こうは見えています。
これを知らないと、FXは勝てません。何も知らない素人日本人トレーダーほど簡単に刈り取れる相手はいません。
ロンドンフィキシングと呼ばれる時間帯があり日本時間では夏は午前0時、冬は午前1時です。この時間帯は大口顧客の取引が多くなり、マーケットが大きく動きやすいという特徴があります。

同じく危険なニューヨーク時間
ニューヨーク市場が始まる時間は、まだヨーロッパ、ロンドン市場も開いています。ニューヨーク時間の前半は極端に流動性が高くなります。
この時間は、カネの亡者、米系ファンドが大暴れする時間帯です。米国発表の経済指標もあり、ダマも発生しやすく、相場は大きく動きやすい時間帯です。

ニューヨーク時間に入った直後は、ヨーロッパ勢の素人をロスカットさせようとダマし組が大暴れします。いちどヨーロッパ勢を損切させてから、本格的な値動きが始まるという特徴があります。

よって、日本時間にニューヨーク時間までの値動きを予想することは非常に困難で、その時にあわせたトレードをしていくしかありません。

デイトレでの相場のシナリオ建てというのは、賞味期限があり、日本時間にたてなものは日本時間まで、ヨーロッパ時間に建てたものはヨーロッパ時間までというのが基本です。

このように各時間帯により特徴があるので、シナリオは時間帯にあわせてどんどん変えていかなければなりません。


8 勝率の高い自分の得意な形をつくる

勝ちパターンはトレーダーそれぞれで違いますので、どれが正しいというのはありません。
各個人、おかれた状況、知識、経験すべて違うので、判断基準にも誤差がでます。
だから私がトレードが特に上手いわけでもありませんし、負けている皆が特別に下手という訳でもないと思います。

では勝てるトレード手法はないのか? ということになりますが、私は特にありませんと答えています。

だからテクニカル分析にしても、超有名なものだけを抑えておけばいいし、この手法やロジックをつかえば絶対勝てるよなんてこともありません。
勝つために必要なのは、相場の動きに応じた、各自の行動のほうが大切だということです。
相場にはパターンがあり、トレーダーは相場のパターンに乗るだけで、コントロールはできません。
だから、その相場、自分が得意なパターンをみつけ、そこでする行動を決める。それがマグレでなく、その形にチャートがなったときはホボ勝てるというパターンがだんだん見つかってきます。

チャートとは大衆心理の上になりたっていますので、AIやダマしはあるにしても、こうなれば、こうなる確率が高いというパターンが必ずあります。

・相場を分析する 自分の得意な形になっていることろを探す
・シナリオを建てる
・利食いと、損切を決める
・エントリータイミングを計る

あとはシナリオに応じ、正しければその時の対処、外れれば、損切と勝ちパターンをつくっていくことが大切です。

9 エントリーにつかう指標

テクニカルでみんなが知らないような複雑なものは不要です。 最初のうちは、特にそうです。
まずは、ロウソク足の原理と、移動平均線ボリジャーバンドRSIくらいを知っておけば十分です。 
これらの指標は、大衆心理を表した最も信頼できるツールです。

下髭陽線 上髭陰線

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これはブログでも頻繁にいうのですが、日足などで、大きなヒゲがはえている場合は、一旦大きく動いた相場が、やはりそっちの方向ではないと強い力で押し戻された状態です。
このサインが合られた場合、 上ヒゲ陰線んでは、下落、 下髭陽線では上昇となります。

大陰線、大陽線が合られた これも日足などで現れた場合は、さらに同じ方向に伸びやすいということを表しています。
絶対ではありませんよ。 確率の問題です。

ボリジャーバンドは重要です。 値動きがこの線に収まる確率をあわわしています。
+2σ(シグマ)、+1σ、センターライン(移動平均線)、-1σ、-2σ、の5本の線を引きます。 
設定するときは、偏差1、偏差2 期間20日(ここは好みで変更します)
センターラインを中心として、+1σ~ー1σの中心帯にローソク足終値が収まる確率は68.3%という意味になります。
+2σ~ー2σの広域帯にローソク足が収まる確率は95.5%です。
これを知るだけで、次に起こりうる現象の確率がわかります。 

ではこのボリジャーバンドの特徴として代表的なものを一つ書きます。

・上昇トレンドでバンドウォーク(ボリジャーバンドの+2σ~+1σ)範囲内を上下しながら上昇しているとき、+2σから+1σをロウソク足が終値で突き抜けてしまった場合、
それはそこから更に下落する相場転換のサインとなります。 ここで重要なのはヒゲでなく終値でロウソクのボディーがしっかり抜けたことが大切です。

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・逆の下落トレンドでー2σ~ー1σを上に終値で突き抜けた場合は下落トレンドの転換となります。


RSI 買われすぎ、を見る指標で70を超えたら買われすぎ、30を下回れば売られすぎです。 これは参考程度に、超えたから今日は下がるという訳ではありません。

とりあえず、これだけで、テクニカル指標はやりながら覚えていけばいいです。


10 勝てるパターンは自分で構築する。

こんなことをいうと、何も教えてくれないんだと思うかもしれませんが、得意なパターンを一つ持ち、その形になったらエントリー
それを繰り返していると、勝てるパターンがだんだん増えてきます。勝ちパターンはトレーダーによって違います。

例えば、長いバンドウォーク下落トレンドから大きなロウソク足の下ヒゲが出現したら買いで勝ちパターン
とか、ボリバンを使ったレンジ相場から抜けた判断での勝ちパターンなどです。

※ただし、あからさまに勝ちパターンが出現した短時間足5分から1時間くらいは、ダマしが混ざるので注意です。
 これもどんな時間に、どんなダマしがきたかを経験すればだんだんわかってきます。
 

例えば、 

経済指標前後初動はダマしである   

15時から17時の動きにダマしが良く含まれる 等

日足、週足トレードであればダマしには影響を殆ど受けません。


11 大暴落相場で大儲け

相場が暴落するときは、殆どのトレーダーが大損をします。

100%大多数が儲かる方向に暴落などは起きません
なぜでしょうか?

最近のビットコイン暴落相場は非常にシンプルな分かりやすい例でした。
大暴落する前は上昇トレンドで、買いが買いを読んでいる状態になっていると思います。
暴落が起こる条件は
1 すでに超高値圏にきているのに殆どの人がまだ上昇すると思っているとき(バブル状態)
2 メディアや市場関係者、アナリストの殆どがポジティブな時
3 多くの人が買いでポジションを取り、だれも売らないとき (売りがないから余計値段があがる)

相場の特徴に「トレンドはなかなか終わらない」というものがあります。
買いが買いを呼び、少し下落が入っても、下には欲しい人が控えているので直ぐに値段があがります。

このような状態のとき、暴落は怖くても、私も買いでエントリーします。 
なぜなら、今すぐに暴落するより、まだ上昇する確率が高いからです。
この時点で売りで入るのは非常に難しいし、やったらほぼ負けます。 だから全員が買いになってしまう。
購買余力がある連中が全員買いで持ってしまうと、それ以上だれも買えない状態になります。
つまりゴムが伸び切った状態ですね。  そうなったら最後、あとは売りしかできません。

利益確定で売り、暴落、買う人がないのでさらに下落すると恐怖でさらに利益確定売りで急落
大陰線がはいったあとは、安いと買うひとが多少はでますが力なく再度下落しそこからは大暴落奈落の底です。

この時に底値だと中途半端な位置で買いで入らないこと。 少しは買いで抜けるかもしれませんがリスクが大きすぎます。

大きく下がったから値ごろだと単純に判断すると死にます。

最近では仮想通貨がいい例でリップルがまさかの200円を割った 

いくらなんでも安い 買いだ  そのあとぐんぐんさがって100円を割りました。しっかり下げ止まりをチャートで確認するまで、勝手に値ごろだと決めてはだめです。


最初の暴落では必ず自分も巻き込まれている状態ですので、そこで損切りし、売り目線に切り替えることができるかどうかが大切。

これが暴落相場でも利益がだせる人とだせない人の差です。暴落で大きな損失を受けると、冷静な判断もできず、資金を大きく減らすと、せっかくの暴落のチャンスも何もできなくなります。 そして大多数9割以上のトレーダーが結局暴落時になにもできなくただ損して終わり という事態になってしまいます。

そして上手く暴落しきったときに、損をして精神的ダメージを受けず購買余力を残しておくこと
これができたら、暴落相場を利用して一気に資産を増やすことができます。暴落相場はロウソク足とボリジャーバンドで臨界点がわかります。
わたしは、仮想通貨が暴落する直前にブログで、リップルが臨界点超えたというブログを書きました。
そしてその日の夕方から仮想通貨の大暴落が始まりました。 チャートが読めると、危険な場所というのはわかるものです。


12 まとめ

長々と書いてしまいましたが、要するに重要なポイントは以下です。

・勝てない人は目標粗利設定が高すぎるから

・安定して月200PIPS勝てるようになるまでは、XMのマイクロ口座で練習

・絶対退場しない 退場する負け方をしない。先に損切を決め、そのときの損失額は絶対把握しておく。

・自分の得意な勝ちパターンを作り、まとめる。 最初のうちは、月利2%にも拘らず、その形のときだけ参加するのも良い。 いずれ勝ちパターンは増えてくる。

・9割が負けるのは9割が1年以内に辞めるから  なんとか損せず1年間試行錯誤で乗り切る。 少額しか負けない。そうすれば勝てるようになってくる。

・時間の概念を忘れてはならない。焦りはいらない。年に数回は簡単に儲かるパターンがやってくる。

・難しいわからない相場はやらない

・騙しのパターンに馴れる





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