HUMAN SHAPED LIGHTS

2019.12.14

「HUMAN SHAPED LIGHTS」
大川直也さんの個展にてトークショーゲストで出演させていただきました。

昨年に続き2年連続2度目。
大川さんの事は何度ももう何度も沢山書き記してきた。
総括するとFINLANDS及び塩入冬湖の音楽作品のアートワーク全てを担ってくれている、尊敬するアーティストであり、昔からの先輩であり発明や、トキメキを教えてくれる大切な友人である人です。

彼は3月頃に写真を突然送ってくれた。
LINEでぽんっと5枚ほど。
フィルターを作ったと。
なんのこっちゃだった。でもそれはそれは溢れんばかりの光を丁寧に集め、美しく豊満な数々だったから、私は頭が悪そうにすげー!きれー!やばー!と返した覚え。

その頃に彼が教えてくれた、話してくれた。
アートを市民の手に。という旨の話。

彼のHPに記してあります。詳しくはそちらを。是非。

最初はまた凄い事言ってる!
と、ただただ、興奮した。
時間が経って、少しずつ噛みしめるように理解をし、個展を見て、彼の作品が4800円という値段で販売されている事実を目の当たりにし、あの春に話してくれた事が遜色なく実現されていてにやにやとした。

確かに彼のいう通りだったから。
CDアルバムを買ったことがある人と、写真、アート作品を買った事がある人とでは母数が違う。まず、そんな事考えた事なかった。
自分の作品を介してアートと触れ合う機会が多少なりともある私も購入して、額縁を吟味し選び壁に飾る。という行為をした事がなった。

アートというものに対して勝手に植えつけた敷居に疑問を持った事すらなかった。

だから彼が値段を安く販売する事で、もっとアートを買う。アートを手に取る。という行為が身近になればいい。という願いや発想はまるっと頷ける。

音楽でいえば今はサブスクリプションがあり、YouTubeがあり、何だって方法は増えて生活の中に当たり前な顔して存在している。

きっとこの歴史の中には、家で音楽を聴けたら素敵じゃない?だとか、大きな音でさまざまな音楽を流してみんなで聴けたら楽しいんじゃない?だとか、何処に行くにも音楽を聴けるような発明があったらもっと生活は楽しくなるんじゃない?や、好きな音楽だけを切り取った自分だけのプレイリストが作れたら最高じゃない?や、もっと誰でも手に取れる値段にしたらいいんじゃない?だとか。
もうきりがないほど。
今に至るまで様々なトキメキと興奮が入り混じってきたんだと思う。

アート作品もインターネットで好きな作品を一覧で見たり出来るけれど、トキメキをもった作品を手にとって自分のものにしようって事は難しい事じゃないよ。
と、その選択を与えるという行為が実に愉快な彼らしいかんがえだなとおもった。

これかれまた彼が生み出していくであろうアートが誰かの家になんだか、素敵だから。って理由で飾られて眺めて生活になっていく様を想像するとにやにやしてしまう。
わたしはそうだ、彼の大ファンである。
そして、彼に生意気な言い方をするといつでも期待しているんだ。

そんな事を深く思う日でした。

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