FLASH AFTER FLASH

ツアーがはじまった。
ライブってものに使う頭や体の力っていうものはきっと普段と違うところで生成されているんだろうなぁと思う。

だからこそ熱くなるのが自分でもわかる気がする。熱血感なところは生きていてほぼ自分から感じ取れないが、ライブ前や終わった後のあの凄まじい2時間弱の時間へ対しての思いだったりはまるで熱血である。
沸々としている。

今回はオープニングソングを制作した。
なんとなーく作りたいなぁ。と思っていて今回やっと制作できた。
FLASH AFTER FLASH TOUR用の曲だ。
FLASHは閃きと繰り返しがテーマであって生活の中にはドラマチックやロマンチックや人生を一変させる出来事はあまりない。ほとんどの人が日々遭遇しない。
だけど、小さい閃きを繰り返して人は変わるし、変わったつもりで根本は人間の様を繰り返している。タイプライターの音、雷音、雨がガラス窓に鳴る音、ライターが火を与える為に作る音、生活をはじめる第一声のアラーム、代わり映えのない生活に時々業火の如く燃え盛る怒りや、発明、速度を上げる語形、見えない血液が事柄によって身体を巡る音の成り。
人にとって死ぬ事だけがドラマチックではない。最後だけがドラマチックなんかじゃない。今もドラマチックではないけれど我々は閃きの中で知らないまま少しずつ変わっている。

そういう思いの元言葉がない音楽を作りました。はじめて言葉がないうたを作ったので考え所が全く違って右往左往もしましたが、このツアーのはじまりに相応しい音楽です。

是非。ツアー会場で聞いてみてください。

大阪、遊びに来てくれた方ありがとう。
次は名古屋です。
またまん防ちゃん出るかもしれないけれど万全の対策の元とっておきの夜にしましょうね。