記録博2022

2022.2.6


記録博2022ご来場くださった皆様ありがとうございました。

5回目の記録博。
5回目のベースメントバーでの記録博ってことでした。
ここ2年間は配信で開催していて、その中でもベースメントバーのみなさんの総力で配信としての記録博も楽しくやらせていただいておりましたが、生身のライブってとても気持ちいい。

幾度か怒りだったり悲しみだったりに苛まれた事も勿論ありましたが、ベースメントバーの店長はいつなんどきも楽しい昼夜を作る方法を真剣に考えてくれていたのでそれに救われていたんだよなぁ。と思い出しました。

やればやる程バンドって良くも悪くも感慨がついてしまうし、なるだけ時間によって作られたものに縛られていたくはないと思うけど、こういう経緯による愛情や愛着や尊敬ってバンドとライブハウスの間には古よりあるだろうけど、改めて大切だなと思いました。


そして、当たり前の生活や娯楽が私達の手元に戻ってくるまであと少し。だと確信もしました。

ご来場くださった方々も葛藤を抱えていた方はいらしたかと思います。
ライブでも話しましたが、ここ2年世の中はガラッと変わって、つぎはぎのように足されたルールに慣れてきたりして、それがまるで当たり前に最初から備わっていたルールかのように錯覚する事もあります。
一人一人が「選ぶ」って局面に立たされる事が増えた。それが一番の変化だった気がします。
外に出るか、誰かと会うか、ライブに行くか、行かないか。
その時々によって善も悪も正しいも正しくないも変わってくるものだと思います。
今回記録博を開催できた事はわたしの中では大正解です。
ルールの中で遊ぶって楽しむって娯楽をそれでも手から離さないって格好いい事だとも思います。
これは世の中の正解。ってことではなくて私の中の正解。だったな。と思います。

ご来場くださった皆様も、今回は見送った。という方々も本当に選んでくれてありがとう。

それに尽きます。

そしてFINLANDSは10周年。
いくつかバンドを組んできましたが、10年前にメンバーを誰にしようかどんなバンドにしようか?って考えていた時に死ぬまで解散しなくていいバンドがしたい。
となんともシンプル且つ、横着なことを考えていた事を覚えています。
一人になっても続けられているのは何人ものサポートメンバーが助けてくれていたからです。間違いなく。
ありがたい事にね。
スタッフにもメンバーにも恵まれて伸び伸びとやらせていただけているので10周年も、辛い10年だった。というよりも格段あっという間。という感覚の方が大きい気がします。
あんな事あったね、だとかこれ辛かったよなぁとかあれ楽しかったとか、その時の大問題も今となっては笑っていられるし糧にできているのは同じ時間を長らく共有してくれているメンバースタッフがいるからで、まぁ一人でバンドといってますが、余程バンドだよなぁ。
と思います。

今年もまた新しいうた、新しい作品も様々お届け出来るかと思います。

長く続ける事だけが大切ではもちろんないのだけど、これから死ぬまでも自分の生活の、或いは見ている情事の様々を変わっていく自分で描き続けていきたいとおもいます。

FINLANDSで。

2022年も、そして10周年もよろしくお願い致します。

FINLANDS 塩入冬湖

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