ひかりのうしろ

何を思って作ったんだろう。
想定が出来ないまま思い出を辿った気がする。

ひかりを与えて過ぎてしまうと見たくてたまらないものが見えなくなってしまうんだなぁ。と思った頃に一思いに力を使った渾身の一撃のようフラッシュバックに撃ち抜かれた気がする。

あぁ、天気の関係ない関係にそれでも見てみたかったのは続きであって次のシーズンの展開でそれなのに弛まぬ満足をしている。
変な気持ちにさえならない研ぎすまれた想いがあった。
車の窓に流れる雨が波の模様みたいに写り合う虹彩は美しいなぁと思ったし、なんだか忘れない悲しい出来事を懸命に作っている途中だという他人事だとしたら笑ってしまうような時間だった気もするし。

選んだのはまるで悲劇だ。

今になったらこの時の悲しみを一から十まで思い出せないのだけど、思い出としては上出来な記憶具合だと少し満足さえするのだ。

時間が経って尚、これ以上に人を思う事はないんだろうな。と思うのだけどそれはきっと確証はないしもっと忘れていくのかもしれない。

唯一BIの名残のうたで、振り返った時にやっと見えたものを今の私の形で作りたい。に気持ちの想定が出来上がってからやっと「ひかりのうしろ」という名前をつけることができました。

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