東京優駿 全頭診断

こんにちは。私です。
今回は東京優駿の全頭診断を行ってみました。枠順や展開を考慮しない純粋な能力比較でS,A,B,Cの4段階に区切りました。もしよければ参考にしてみてください。




1.サンライズアース  C評価
前走では四コーナーで吹き飛ばされる不利があったことに加え後ろ過ぎると届かない馬場であったことからこの12着を評価の材料にすることは不当といえる。とはいえそれ以前の2戦から一線級の能力と判断できない。


2.レガレイラ C+評価
ホープフルSは差し有利展開によるラッキーパンチの側面が大きい。皐月賞も溜めていたわりに最後の脚色がコスモキュランダやアーバンシックと遜色ないことからも評価しづらい。アイビーSもダノンエアズロックに完敗している。存外機動力があるようにもみえるので府中変わりによる打点の上昇もそこまで見込めない。
そもそも東京優駿に駒を進めることになった動機も積極的でないように思われる。今年はサンデーレーシングの牡馬が一頭も出走出来ていないことに関係ありそう。
ただ、ホープフルSを優勝したのもまた事実。展開が向けば3着までなら可能性がある。



3.ジューンテイク C評価
京都新聞杯は内有利の馬場を上手く立ち回ったことに加え、人気馬が外枠に入ったことによる勝利。このメンバーでは能力が見劣ってしまう。



4.ビザンチンドリーム A評価
前走は発馬不良かつ四コーナーで急ブレーキをかける不利があり完全に度外視できる内容。皐月賞の記事でも書いたようにそれ以前の2戦は常識外れの競馬をしており能力は一級品。小回りの中山より東京コースの方が競馬しやすいだろうことは走りっぷりからしても血統面からも間違いなく、今回打点の上昇も見込める。ただやはりゲート不安や気性面等の爆弾をかかえていることからピンパーな馬でもある。



5.ダノンデサイル C評価
京成杯や京都2歳Sの内容からもわかる通り操縦性が高い馬であり、2戦とも展開が向いたのもその操縦性によるものが大きい。故に直線の長い東京コースではその操縦性の高さが活かされにくい可能性が高いためコース変わりで評価を上げることはできない。


6.コスモキュランダ A評価
皐月賞はモレイラによる完璧なエスコートも大きかったことは確かだが、最終直線では差し勢の中で一段違う豪脚をみせ新味が引き出された。皐月賞は上位3頭と4着以下の格付けが完了したレースであったため仮に条件が変わったとしても4着以下との逆転はないと考える。ただ、溜めて弾けるタイプでもないことから鞍上が後方待機を目論むと厳しいか。



7.ミスタージーティー C評価
皐月賞は完全な力負け。流石にここでは厳しい。


8.アーバンシック B評価
京成杯、皐月賞ともうワンパンチ足りない競馬が続いているが百日草特別のパフォーマンスは大したものだった。現状右回りより左回りの方が能力を発揮しやすそうなため府中変わりは好材料。ただ皐月賞馬券内組との差は間違いなく存在する。


9.ダノンエアズロック S評価
やはりアイビーSのパフォーマンスが破格といっていい内容であり、この馬に完敗したレガレイラは(展開が向いたとはいえ)ホープフルSで優勝している。弥生賞の凡走と骨折によってクラシック戦線を離脱したかのように思われていた中でプリンシパルSから再浮上した点も評価したい。凡走や怪我でクラシック戦線にのせられなかった場合再浮上できない馬は多い。そんな中この舞台に状態を上げて戻ってこれたということがこの馬の器を示している。



10.サンライズジパング C+評価
前走は最内なのも相まって馬場の悪いところを終止通らされていた中での9着。若駒Sでみせた荒れ馬場での行きっぷりの悪さがでた形になる。ホープフルSのは評価できる内容であり、それくらいのパフォーマンスを出し切れば3着争いに食い込める可能性はある。


11.シュガークン C評価
現状みせているパフォーマンスからは東京優駿で勝ち負けを予感させるものがない。青葉賞も展開が向いた上での僅差勝ちといえる。


12.シックスペンス C評価
皐月賞時のジャスティンミラノのように一気にパフォーマンスをあげる可能性もあるがそこまでの上げ幅を秘めているとは考えづらい。スプリングSはメンバー低調&低質のレース&展開絶好の三拍子が揃ったことで画として映えただけであり評価することは到底できない。


13.シンエンペラー B評価
状態が上がらない中でホープフルS2着、弥生賞2着、皐月賞5着と健闘出来ているのは偏に絶対能力によるもの。気性の難しさも相まってパフォーマンスを中々上げられずにいるが大幅な上積みを今回は見込める。



14.ゴンバデカーブース B評価
出走回数は多くないがどのレースでも素質を感じさせる走りだった。とりわけ長期休養明けながらハイレベル戦かつ先行有利の展開の中差し脚を伸ばせた前走を評価したい。距離延長は不安だが元々はホープフルSに出走させようとしていたほどでもあることからマイラーというほど適性が現状現れていないと陣営は判断しているのかもしれない。


15.ジャスティンミラノ S評価
元々皐月賞前は日本ダービーで買いたいというのが世間での評価だったはず。実際、陣営も皐月賞メイチというよりは次を見据えている旨の発言をしていた。しかし蓋を開けてみれば完勝といっていい内容での勝利であり、力を出し切った4着以下との格付けはもう済んでしまった。府中での末脚勝負もジャンタルマンタルに勝っていることに加え操縦性・柔軟性の高さを踏まえれば現状死角はない。



16.メイショウタバル -評価
出走取消


17.ショウナンラプンタ A評価
現状レース上で能力を最大限発揮したことがない。ホープフルSでは2000m終止かかりっぱなしなことに加えコーナーもろくに曲がりきれなかったくらいには全く競馬になっていなかったにもかかわらず0.8差の7着は素質の高さを示している。そして青葉賞でもジョッキーと喧嘩していながらも最後の直線ではあれだけの末脚を使えてたことを評価したい。本番でペースが青葉賞より流れた場合本来の能力を出し切れる可能性が高い。



18.エコロヴァルツ C評価
元々そこまで高評価しておらず朝日杯FSも完全に展開がハマった形の2着。乗り替わりもプラスとは思えない。






全頭診断まとめ
S評価 ジャスティンミラノ,ダノンエアズロック
A評価 コスモキュランダ,ビザンチンドリーム,
B評価 アーバンシック,ゴンバデカーブース,ショウナンラプンタ,シンエンペラー










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