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猛暑とサザエさま

目の前が白っぽい。そのような中、これが友だちと待ち合わせで
駅まで行くとかだと まあいそいそ行かれるけれど、
どうやっても外に出る気がしない、この暑さの中をどうやって。
それでも今週をのがすと来週に、そこからかかることの数週と思えばと
昼前におっすおっすとエアコンも切って、切ったなら部屋を出る他はなし。と駅のほうに向いていくのだった。
そうして第一中継ポイントの某銀行の中に入ってATMに向かって後のあれあれである。いつものあれあれである。もうこの頃若干慣れてきたけどサザエである。
こないだもらったおしゃれポシェットに、財布を入れて、そのポシェットがないのである。
あああー。この暑い中を、また家にもどるか。とほとんど人もおらず、通りすぎるのは部活帰りの中学生だけ。それくらいあつい目のくらむ中またもどって、部屋の中にポシェットがあるといいのだけどと思い、部屋に入ると
すぐのところにぱさっと置いてあるポシェットよ。
そこでおよよ。となる間も もったいないでそのままあああったで。と
すぐまた部屋を出て駅に向いて進んでいき、あついあつい。
駅から電車に乗って目的地に向かうのだった。
そうして改札を出て、ああ暑いこと暑いこと、取りに帰って暑いこと。これは何か冷たいものでも飲まないとな。と自分で自分をねぎらおうと、改札を出たところの自販でなんとかフルーツのジュースを購入したときに気がつくのだった。あ。傘がない。
日傘がないのである。たしかに、持って出た、駅までさしたりささなかったりした日傘。そこから駅員さんに言って、なんちゃらセンターの紙をくれて、用事をすませてのち、なんちゃらセンターに連絡をとり、駅員さんもなんちゃらセンターの人も親切で、しかし傘は今のところ出て来ず、とほほが
全身に行きわたって身体が宙に数ミリ浮いているような感じで、それでも知らんまに また傘売り場にうかうかふらふら寄って、なんか買いそうになってるからこわいわと 傘売り場を離れて子どものおかしやらパンやらを腕いっぱい買って帰るのだけど、その間も身体が数ミリ浮いている感じがとれない。このあいだも一本神戸に傘をわすれて帰ってきているのである。

家に帰ってきて座りこみ。立ち上がるときに力が入って足の力とは偉大なことだ。脚力。
傘をなくしたのに、あまり落ちこんでもいない。もうこのような脳だよ。ひらきなおってきているのかもしれない。豆乳をアーモンドミルクに変えたら、コーヒーにアーモンドがふわっとする。ふわっとする中 ぼんやりしている。

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