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いのち根(=38億年の叡智)に生かされる健幸楽のすすめ(2)

生命誕生から38億年、命はずっと引き継がれてきている?

あなたが今ここにいて、この文章を読んでいるということは、遡って行くと必ず最初に誕生したいのちに繋がっているということは肯定できますか?
だってあなたにつながる数えきれない生命のバトンタッチのどこか1か所でも途切れていたら、今のあなたは存在しないでしょ!
つまりあなたは一番最初はどこか暗い海の底に生まれた原子生物だったはずです。

最初の生命体は海底にマグマからの熱水が噴き出すようなミネラル豊富な海底に誕生した?

やがて、深海の無酸素状態の中で生きる古細菌と呼ばれるような原始的な生命体に対し、日の差し始めた透き通った海で炭酸同化作用をして酸素を出す生命体が登場し、葉緑素を使って酸素を出す好気性菌が登場します。

自分たちにとっては猛毒の酸素が増えて来た時、古細菌のあなたは、生き延びるために酸素をうまく処理・活用する ある種の好気性菌を体内に取り入れ、共生することで生き延びる道を開きました。

今私たちの活力となる酸素燃焼の主役ミトコンドリアは、このようなプロセスで、古細菌と共生して、共に生きることになったのです。そしてこのパターンは精子と卵子の合体時にも生かされているので、いずれまた触れることになるでしょう。

このようにして始まった進化の歴史の中で、共生などで生き延びたあなたのいのちはその後も環境の変化や捕捉者からの防衛などに対応するため、身体を変化させたり新たな共生関係を見つけたりしながら成長進化し命の糸をつないできたはずです。

体験智は蓄積されたか?


38億年前から今まで、あなた(のイノチ)は一度も絶えることなくイノチを引き継ぎ、様々な危機を乗り越え、生き延びてきた・・・はずですよね。
それこそ種々様々なピンチや苦難や変化を乗り越え、適応し、どんな状況にも対応しきれるくらい体験を重ね、学んで来たはずです。

ここであなたに質問があります。
あなたが積み重ねて来た様々な体験の記録は、どこかに蓄積されていると思いますか?

毎回新たな体験をするたびに学んだことが蓄積・記録されていなければ進化はできませんよね。
わたしもきっとすべてどこかに記録され蓄積されていると思います。


個体発生は系統発生を繰り返す

上図は動物が受精し成長する過程で、それぞれに進化の過程で通ってきた道筋を再現しているとする仮説です。

この図を見れば、体験智は蓄積され、引き継がれていると思わざるを得ないと思いませんか?
この図を見るたびに、私は自分の中に刻み付けられている38億年の歴史と、ご先祖たちと共に生きて来た自分のイノチの重みをハッと再認識するのです。

やっと今回の結論に来たようです。

いのち根とは、38億年生き体験を通じて積み重ねて来た生命情報の集積であり、あなたが今世で体験するような ありとあらゆる場面に適応可能なほど豊富な情報が蓄積されたクラウドかチャットGPTのようなものだと思えば理解しやすいのではないでしょうか?

いのち根という言葉に込めた私の思いをお伝え出来て、ちょっとほっとした勝Zです。



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