2020-4-6 エイプリールフール職人の話
普段は可憐な乙女なのですが、エイプリールフールが近づくと職人と化す友人がいます。
お正月からはもうエイプリールフールのことしか考えてないって言ってたから、年間通してもけっこう職人期間長いですね。
彼女のエイプリルフールはライフワークであり、もう「ちょっとした嘘をつく」なんてレベルではないのです。
レベルというかベクトルが違うっていうのかな。
ちなみにワタシのお気に入り作品は
ヨーグルトの大きいパックを買ってきて、
ヨーグルトは全ておいしくいただき、
空の容器にあたかもヨーグルトが入ってるかのようにお豆腐を作り、
中蓋の紙もきちんと糊付けして、ふたをかぶせ、エイプリールフールの前夜に冷蔵庫に入れ、
そのまま素知らぬ顔をして過ごし、
エイプリールフールの朝に何も知らぬ姉が新しいヨーグルトのふたを開け、
食べてみたらぶっべ!!!となり、「豆腐やん!!」と爆笑する、というものですかね。
あとは鰯の描いてある絵に(何でそんな絵を飾ってんのかものすごい謎には思いましたが)本物の鰯を擬態させるとかね…(もちろんエイプリールフールが終わってから職人がおいしくいただきましたが)。
ちなみにこれは猫しか気づいてくれなかったそうです。せつない。
そして今年です。
今年は猫とかの小さい置物にマスクをさせたり持たせたりしていました
。まあ昨今の情勢に合わせてはあるものの、ずいぶん大人しいなぁと正直物足りなさも感じていたのは確かです。
しかし時間差で、最早被害者の域のターゲットからの告発があったそうです。
新しい生活を始めた家族の家の冷蔵庫に、しこたま松ぼっくりが詰め込まれていました。
ほんっとにしこたま、尋常ではない量の松ぼっくりが。
ご丁寧に#煮沸消毒済の記載まであった。
キヌコもわりと変わり者扱いされますし、普段の生活を見たら彼女の方が明らかにごくごく普通の、可憐な乙女なのですが、
4/1に関して言えばワタシの変わり者っぷりなんて足元にも及ばないのはおわかりいただけると思います。
今日からまた来年のエイプリールフール職人の仕事を楽しみに待つ日々が始まります。
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