キヌコ「友が！！！消える！！！！！！」

キヌコがここ何ヶ月あるいは何年か、ずーーーーーーーっと心待ちにしていた本が発売になるとのこと。

その名も「友が、消えた」。

金城一紀氏による著作でございます。

何年ぶりどころの騒ぎじゃなかった、13年ぶりの著作だそうだもの。

キヌコは基本的にこの作家さんの本ですきではない本はなくって、もーーーーーどれ読んでもいつ読んでも血が滾るし胸が熱くなるし昂ぶるしで毎回鼻血を吹きそうに大興奮しながら読んでおります。

しかも今回の新作、オキヌのとりわけお気に入りの「ザ・ゾンビーズ」シリーズなんですよ…！！！

と言われてもこのシリーズをご存知ない方もおられるでしょうから、簡単に第一弾「レボリューションNo.3」のご紹介いたしましょう。

この「ザ・ゾンビーズ」、主人公達は都内でトップクラス（というよりはワーストクラスか）の偏差値の低さを誇る男子高に通う少年たちでございます。

彼らは同じ新宿区内にあるお嬢様学校の文化祭に潜り込んで彼女を作るため、毎年悪知恵を絞って奮闘するのですが、1年目も2年目も結果は鳴かず飛ばず。

そして最後の3年目、果たして彼らは文化祭に潜入して無事彼女を作れるのか否か！！！

という、あらすじだけ見ると大変馬鹿馬鹿しく感じるお話なのですが、もーーーオキヌは彼らのトリコでございますよ。

あらすじだけだと馬鹿馬鹿しいのに、せつなさに胸が締め付けられたり昏倒してもおかしくない男前ぶりだったり落涙三昧だったりするので、けっこうなカロリーを消費している気すらする。

一人一人がどえらい魅力を振りまいているのですが、オキヌのお気に入りは山下です。

とか言いつつも実在するのであれば確実にアギーに鼻血を吹いてるだろうとも思うけども（あ、アギーはザ・ゾンビーズじゃないか）。

今回の「友が、消えた」はゾンビーズが高校を卒業してからのお話とのことなのですが、「え、え、え、ゾンビーズの誰かが消えるってことじゃないじゃないよね？？？」とほんのりと不安もございます。

けど大人しく消えるわけがないやんちゃくれ揃いなので、今回もおそらく「っっっかーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！」と吠えつつ血を沸騰させつつ読むに違いない。

読んだら「友が！消えた！！！！！！」みたいなタイトルで感想を書くでしょうね。

願わくば誰かしらこの本を手に取る方と感想戦を敢行できますように！！！！！