2024-5-27 オキヌの味噌作り奮闘記

先日亡くなった祖母の話をちょろっと出しましたが、それで思い出した話。

祖母はお味噌とか梅干しを自作していたのですが、キヌコはそれらに目がなかった。

祖母宅に遊びにいくと、作ってもらえるお味噌汁とおにぎりをそれはそれは盛大に平らげていたものです。

祖母も祖母宅もすべてが津波に流されて、全部が全部なくなってから恋しくなったのがあのお味噌と梅干し。

もうね、ほんとに食べたくて食べたくて気が狂いそうになるほどで、毎日頭を抱えていたものです。

で、結局オキヌも自作に手を出した。

梅干しを漬けたときのお話ははまた今度として、お味噌はどえらい失敗に終わりましたよ。

冷蔵庫でずっと寝かせていたのだけど、「あれ?そろそろ頃合いよね?ただしょっぱいだけだぞ?味も香りもお味噌じゃないよ??」と横たわる大豆郡を見つめてはぢっと手を見るだけでしたよ。

こんなときにはGoogle検索でございます。

「味噌作りでやってはいけない10か条」みたいなページを見つけたので一読。

結果、8か条くらいやらかしておりました。

そりゃ発酵してくれないはずである。

その後きっちり手順も分量も手はずも守り、無事発酵したお味噌が作れました。

でも当たり前だけど祖母のお味噌の味ではないのよねえ……。

オキヌは「手前味噌を仕込みたい」というよりも「あのおいしいお味噌が!もう一度食べたい!!!」という気持ちだったので、何だかしょげてしまってそれ以降は作っておりません。

ここのところ叫び出しそうなほどにあのお味噌が恋しいので、いっそ味噌蔵の直営店にでも買いに行こうかなぁ……と考え込んでおります。

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