SV S2 最終881位(R2032)初手からパモる対面構築
始めに
皆さんこんにちは。S2そして新作ブースト全快で人口爆増のシリーズ1お疲れさまでした。
前期は最終日に溶かしに溶かして大爆死しましたが、今期は何とか最終3桁かつレート2000を達成することが出来たので、構築記事を書かせていただきます。
構築経緯
S1はバンギ入りのサイクル構築を使っていたが勝ちきれず、食わず嫌いしていた渦カイリューにボコボコにされたので、渦カイリューを使ってみたところ強かったので襷枠+渦カイリューから構築を組み始めた。襷枠にはセグレイブやルカリオなども試してみたが、麻痺への耐性を持ち、物理受けに引きづらい攻撃範囲を持つパーモットに注目し採用した。次にカイリューと相性が良く、ラウドボーンをテラスを無視して吹き飛ばせる眼鏡サーフゴーを採用。そして対面性能が高く、セグレイブやウルガモスなどを広く浅く誤魔化してもらうためにADヘイラッシャを採用し、この4体を中心とする対面構築とした。
個体紹介
パーモット@きあいのタスキ
特性:てつのこぶし
テラスタイプ:でんき
でんこうそうげき/インファイト/れいとうパンチ/ねこだまし
145-167(252)-91(4)-×-80-172(252+)
麻痺しないためデカヌチャンに最低限の仕事しかさせず、タイプ上ヘイラッシャやアーマーガアなどの物理受けに引かれづらい先発襷枠として採用。先発以外では基本的に投げない。技範囲を重視して一致技とガブカイリューにうてる冷パンは確定。最後の一枠は猫・マッパ・ほっすり全部試したが、マスカーニャに勝てて相手の初手テラスを確認できる猫だましに落ち着いた。ゲンガーと当たる時だけほっすりに変えたい……。弱点を突くのが強いポケモンなので、テラスで弱点を消して殴り合われると負けてしまうが、逆に言うと相手にテラスを切らせる能力は高い。序盤で相手にテラスを切らせて試合を組み立てやすくしてくれた。
対ガブリアスに関しては、冷パンがあってもガブが硬すぎてテラスなしで負ける。ガブがサメ肌もってんの強過ぎるだろ……
カイリュー@ゴツゴツメット
特性:マルチスケイル
テラスタイプ:フェアリー
じしん/ほのおのうず/アンコール/はねやすめ
191(196)-154-156(212+)-108-120-113(100)
HB:16n-1(砂・火傷ダメージ最小)にしつつできるだけ硬く
S:最速ドドゲザン抜き
正直賞味期限切れてると思ってたがTwitter見てる感じけっこういたらしい渦カイリュー。シーズン序盤に初めて使ったときは出し得最強ポケモンに思えたが、順位が上がるほど通りが悪くなるので信用しすぎないことが大事。ドドゲザンには(ギロチン当たらなければ)めっぽう強く、半端な受け駒も嵌めることが出来るのでやっぱり強い。地震の枠は最初は流星群で使っていたが、余裕がある対面でしかうたず、流星でなくても勝てる場面ばかりだったのでサーフゴーやジバコイルへの打点になる地震に変えた。この変更は正解だったと思う。S調整はドドゲザンには絶対有利を取りたかったので113以上は確定。この最速ドドゲザン周りは激戦区になると思ったので長らく抜き抜きの114や抜き抜き抜きの115で使用していたが、龍舞カイリューを後出しされたときに下からアンコできた方が負け筋を潰せて強いと思ったのでBに回した。飛行テラバを始めとする流行りのカイリューに弱いところがこのポケモン最大の弱点だと思う。
サーフゴー@こだわりメガネ
特性:おおごんのからだ
テラスタイプ:はがね
ゴールドラッシュ/シャドーボール/きあいだま/トリック
179(132)-×-115-198(212+)-111-125(164)
HD:臆病サーフゴー(C185)のシャドボを最高乱数以外(15/16)耐え
S:準速キノガッサ+3(同族意識で多め)
カイリューと相性が良く、眼鏡の超火力でラウドボーンやキョジオーンなどのめんどくさい奴らを吹っ飛ばしてくれる。眼鏡ゴールドラッシュはラウドボーンを半減でも2発で倒せるので、テラスタルに関係なく処理できる。ヘイラッシャのおかげか鬼火に繰り出せることも多く、ラウドボーン側は十中八九引きかテラスタルなので積極的にゴルラをぶっ放した。ゴールドラッシュは命中安定でCが1段階しか下がらないイカれた技なのでそのまま後続もなぎ倒してくれたりする。スカーフ以外の大体のサーフゴーより速く、スカーフシャドボは耐えるので相手のサーフゴーをよく対面処理してもらった。トリックはカイリューのアンコールと相性が良く、積んで全抜きを狙おうとする相手のラス1をアンコール→交代→トリックで詰みにできる。きあいだまを全然当ててくれなかったが最後の試合で再生連打に対する早めの急所とミリ耐えを引いたMVPなのですべてを許した。
ヘイラッシャ@オボンのみ
特性:てんねん
テラスタイプ:地面
ウェーブタックル/じしん/ゆきなだれ/あくび
228(20)-165(236+)-136(4)-×-115(236)-57(12)
HD:4nかつできるだけ高く
S:同族とキョジオーン意識でちょっとだけ
浅く広く見れる対面最強ポケモン。実は後述のドラパルトより後の加入であり、残飯がなかったためのADオボンだったのだがこれがとても構築にマッチして強かった。残飯型と比べサイクル性能は落ちるものの、オボンと3ウェポンにより対面性能が格段に上がり、色々な相手を対面処理してくれた。対面性能が高いため初手で出しても強く、前述のとおりパーモットがガブに負けるのでガブ入りに結構初手投げした。環境のカイリューに龍舞が増えたのもあってよく誤魔化してもらった。もちろん対カイリューに関しては1匹での対応は不可能なので、2体以上で処理することを意識した。AD地面テラス自体は別に珍しくもなく、大手実況者の方も動画にされているので認知はされているが、1点読みされるほど大流行しているわけではないので、地面テラス1点読みで水技や鋼技はされず、ジバコやロトムのボルチェンをキャッチしてくれた。草テラスジバコに1回だけ吹き飛ばされた。
ミミッキュ@いのちのたま
特性:ばけのかわ
テラスタイプ:ゴースト
シャドークロー/じゃれつく/かげうち/のろい
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252+)
ごく普通のAS珠ミミッキュ。カイリューがステロ撒きを呼ぶのでパーモットがストッパーとしての役割はこなせないため、襷に頼らない行動保証を持つミミッキュを採用した。なによりフワライドバトンのような構築に負けると腹が立つが、滅びなどの専用の対策を入れるほど当たらないので、汎用性を保ちつつ呪いを仕込めるミミッキュはとてもありがたい。終盤にやたらマッチングしたオニゴーリには対応しきれない部分があったが、主にバトン構築や砂ハカドックのようなストッパーが欲しい構築に出してしっかりと活躍してくれた。選出率こそ低いがこの構築に必要な存在だったと思う。
ドラパルト@たべのこし
特性:すりぬけ
テラスタイプ:かくとう
たたりめ/テラバースト/おにび/みがわり
193(236)-×-95-139(150)-95-195(124+)
H:16n+1(たべのこし最大効率)
C:できるだけ高く
S:準速ドラパルト抜き
このパーティ最大の諸説枠。一応採用意図としては、全体的にパーティが遅めなのでSが高い奴が欲しい→選出画面で最強だしドラパルト入れよう→でも先月使っていた珠や鉢巻のフルアタはテラス択に弱いしコノヨザルが硬すぎて負けるから信用ならん→鬼火撒けてみがわりで様子見もできる鬼たた型にしよう、ぐらいのふわっふわした理由です。主にコノヨ入りに出してそこそこ活躍してくれた。一応みがわりがキョジオーンのしおづけを耐えるので処理ルートの一つになりえるが、テラスタル切る前提のくせにキョジオ側にテラス切られたら打点がなくなるので、結局キョジオーンはサーフゴーに任せていた。構築がセグレイブきつ過ぎなので絶対セグレイブに強い奴に変えた方がいい。一応サブロムでミミズズを試したが、オボンもゴツメもないためいい型が思いつかず、順位も振るわなかったためメインロムでは最後までドラパルトのまま戦った。
選出
①先発パーモット+カイリュー・サーフゴー・ヘイラッシャから2体
基本選出。初手で出てきそうな相手にパーモットがいけそうならこれ。
ドドゲザンがいたらカイリュー、ラウドボーン・キョジオーンがいたらサーフゴー、ウルガモス・セグレイブがいたらヘイラッシャが出勤確定する。
露骨なバトンパのみミミッキュも出勤。
②先発ヘイラッシャ+カイリュー・サーフゴー・ミミッキュから2体
パーモットが出せなさそうなとき。ガブ入りやキラフロル入りに対してよくした選出。ロトムがいなければ初手ヘイラッシャはかなり強い。
③先発サーフゴーorたまにカイリュー+パーモット以外から@2
②の亜種選出。パーモットが出せないがヘイラッシャを温存したいときや、初手からサーフゴーの火力を押してけられそうなときに。
④ドラパルト+パーモット以外から2匹
主にコノヨザル入りに対して。身代わり鬼たたで数的有利をとっていく。コノヨ以外へのドラパの刺さりが悪いときには③の先発サーフゴー版にする。
反省
まずこのシーズンの反省としては、初めてサブロムを使って2ROM体制で挑んだのだが、サブロムの始動が遅く結局メインロムに全然追いつけず特攻することになってしまったので、もっと早めにサブロムの順位を上げておくべきだった。そしてせっかくサブロムを使っているのだからもっと積極的にいろいろ試すべきだったと思う。セグレイブが重いことなんてわかりきっていたのにドラパの枠を放置し続けたのは大きな反省点。
感想
長らく目標にしていたレート2000を達成できてすごく嬉しい。その一方で、S1で実はすでにレート2000は超えていて一晩で1700まで溶かしたらしいということが判明し何とも言えないもやもやした気分でもある。今までなんとなくレート2000達成がそれなりに強い人の証であるイメージだったので、シリーズ1のハイパーインフレに対しては複雑な心境です。もちろんレートのインフレはポケモン対戦の繁栄の証拠なので嬉しくもあります。この結果をもって満足し、オリーヴァで楽しそうに対戦している友人や、統一パで遊んでいる友人のように気ままに面白構築を使ってエンジョイするか、次なる目標を決めて真剣に取り組むか、少し考えたいと思う。
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