エルデンリング古竜信仰RP #2
・前回
エルデンリング古竜信仰RP #1|えびやろう (note.com)
前回はマルギットを撃破し、円卓に迎えられた場面まで進んだ。
今回はストームヴィル城とその周辺の冒険を進めていく!
プレイヤー・ネーム:Thorvald
素性:放浪騎士
・今回のプレイ記録
Thorvaldは聳え立つストームヴィル城の威容を見上げていた。
このように巨大な建築物を彼は見たことがなかった。
かつての狭間の繁栄はいかばかりか。
城への偵察を試みたところ、どうやら正面突破は無謀であるのがわかった。
横道にいた下卑た男に導かれ、彼は城の城壁に沿って内部へと侵入を試みる。
ある時は兵士に貫かれ、ある時は炎樽に焼かれ。
さらには暗闇で騎士に襲われるなど、数多の困難に襲われながらも彼は城内を進む。
そして、ある場所で、Thorvaldは闇の一つを垣間見る。
そこには布に巻かれた『蛹』が山と積まれており、その蛹は犬どもに食らわれていた。
彼は城外の小屋で出会ったクラゲ娘の言葉を思い出し、慄いた。
あの蛹は褪せ人だ。この城の主が行っているという『接ぎ』のために手足をもがれ、あのように惨めな姿にされた末、飼い犬の餌とされているのだ。
Thorvaldは卑しい犬どもを矢で射抜く。
そして祈りを捧げていると、彼はある品物を発見した。
その形見には、霊の気配があった。
不思議なことだが、それはあのクラゲ娘に繋がっている気がした。
形見を届けてやると、クラゲ娘は強い感情を見せた。
どうやら、形見は彼女の従者のものであり、彼女はそこに宿った霊に励ましを受けたようであった。
クラゲの娘は気を奮い立たせたようだ。
彼女はこれから円卓に向かうと言って、小屋を後にした。
あの場所を目指すのであれば、また会うことになろう。
別れの後、Thorvaldは暫しの気晴らしに出た。
城の周辺を探索するうち、彼は戦技の師を申し出てくれたベルナールや、何やら大地に嵌って動けなくなっていた壺、アレキサンダーと出会う。
気晴らしに出たはずが、彼はおかしな気分になった。
狭間の地には、生きた壺がいるのだ。手足のある壺……。
気を取り直し、戦支度を整えたThorvaldは、再びストームヴィル城に向かう。
そして、城の奥へ奥へと侵入を進めていると、彼は地に描かれた奇妙な書き置きを発見した。
この姿には見覚えがあった。
確か、城内の教会にいたロジェールという褪せ人だ。
導きの光も見えぬと言っていたあの男の探し物とは?
どうにも気になってしまったThorvaldは、ロジェールの影を追いかける。
ロジェールの足跡は、城の下層深くへと繋がっていた。
歩を進めたThorvaldは、とある広間を前に、不安を覚えた。
危険の気配があった。それに加え、死の香りまでもがする。
彼は何があってもすぐに戦えるよう準備をし、眼下の空間へと躍り出る。
その広間には、怪物が巣食っていた。
暴れ狂う怪物を、Thorvaldはひたすら剣で貫いた。
相手がどれだけ巨大な怪物であろうと、燃やすか、貫いていれば、いつかは倒れるはずだ。
それから暫しの後、Thorvaldは己の考えが正しいことを証明した。
戦いを終えたThorvaldは、疲れ果てた体を引きずりつつも、広間の奥を目指した。
そしてそこで、彼はストームヴィル城の闇をまた一つ目撃する。
それは、濃密な死の気配を内包する人面瘡であった。
その瘡は岸壁を貫いてこの場に現れ、城の地下に根を広げようとしている。
人面瘡の近くには、ロジェールの死の残滓があった。
どうやらあの男は、この場で死の茨に身体を貫かれたらしい。
死体こそ見当たらなかったが、どのみち無事ではないだろう。
はしごを見つけ、その場を後にせんとしたThorvaldは、ある問いかけのことを思い出していた。
昨日、戦技の教えを授けてくれたベルナールの問いかけだ。
彼は言った「黄金律はもうどうしようもないくらい壊れている」と。それでもお前は、導きの光を信じられるのかと。
Thorvaldは、今なら明確にその問いに答えられるだろうと思った。
黄金律は、壊れている。
かの女王マリカが封じたとされる死の気配さえ、こうして顔を現しているのだから。