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ショートストーリー~バスケットボール選手~

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ヴィクラムとプリティはあるスーパーで買い物をしています。

プリティがヴィクラムに聞きます。

「私達はスーパーで他に何が必要なの?」

その言葉にヴィクラムが答えます。

「えっと、僕たちは卵と、牛乳と、豆を持っていて…僕たちが他に必要なのは…」

すると、プリティがヴィクラムの声を遮って叫びます。

「ヴィクラム!あの人を見て!」

「誰?」

ヴィクラムが誰なのか聞くと、プリティは言います。

「あなたの好きなバスケットボール選手よ!」

「ううん、あの人じゃないよ!」

ヴィクラムはプリティの言葉を否定します。

「ううん、あの人よ!彼に話しかけたほうがいいわよ!」

プリティがヴィクラムの背中を押していうと、ヴィクラムが緊張しているような顔で言います。

「僕はすごく緊張しているよ!」

まだプリティはヴィクラムを説得するのを諦めていません。

「でもヴィクラム!見て!」

「あなたは彼と同じ靴を履いているわ!」

プリティはそのバスケットボール選手の靴を指さします。

すると、そのバスケットボール選手がヴィクラムたちに向かって歩いてきます。

「どうしよう、彼が僕たちを見ているよ!」

「うん!そして今彼はこっちに向かってきているわ!」

「僕は何をしたらいいんだろう!」

ヴィクラムが困っていると、プリティがアドバイスします。

「あなたは彼に『こんにちは!』と言えばいいわ。」

ヴィクラムはあわてた様子で言います。

「僕は行かないといけない!」

ヴィクラムは持っていた卵を落とします。

「ねえ、君!」

バスケットボール選手が話しかけてきました。

「僕ですか?」

ヴィクラムが聞くと、その選手が嬉しそうに言います。

「僕は本当に君の靴が好きなんだ。」


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