オニュのファンミーティング〈GUESS!〉に行ったオニュペンのはなし
ちょうど1年前の2023年6月9日に公式からオニュの活動休止が発表された。
1年前の自分に教えてあげたい。
大丈夫、オニュは今とても元気で幸せそうだよ。心配いらないよ。
ソウルのアンコンから2週間で、今度はソロのファンミーティングに参加できるなんて。
あんなに、どこにいるのか何をしてるのかわからなくて、とにかく元気になってくれてたらいいなと願うだけの日々が長かったのに、信じられない。いきなり供給過多で心が追いつかない。
横浜BUNTAIはキャパ5,000人程で、これまでの武道館や代々木第一体育館に比べて狭いので、正直チケットが取れる気がしなくて、ほぼ諦めていた。
当落発表日もちゃんと認識していなくて、実家でゴロゴロしながら溜まっていたメールの確認をしていたら当選メールが届いていて、入金期限が翌日だと気がついた時には冷や汗が出た。
私「ちょっと今からコンビニ行ってくるわ」
母「何買いに行くの?」
私「チケット代払ってくる(汗)」
母「ふーん、楽しそうでいいね」
娘のオタク趣味には口を出さないと決めているのか、諦めているのか、もはや詳しく聞いてももらえない。でも、その距離感がありがたい。
ソウルコンの後にそれほどロスが無かったのは、オニュのファンミーティングの予定があったからだと思う。まだ次がある。次の予定があるって幸せだ。
6/7の金曜日、仕事を早退して横浜に向かった。
ペンライトとチケット、双眼鏡は前日の晩からバッグに詰めて準備万端だった。
しばらく双眼鏡を使っていなかったのでどこかにしまい込んでしまって見当たらず大捜索した。
席運はあまり良くない方だ。でも入れていただけるだけでありがたい。
開演直前に、運営からのメッセージがステージ横のビジョンに映し出された。「最初の挨拶でオニュがただいまと言ったら皆さん大きな声でおかえりーって言ってくださいね」(←ニュアンス)
こーゆう運営さんの気持ちもありがたい。もちろん言われずとも「おかえりー!!!!」って全力で叫ぶつもりだ。そこはお任せいただきたい。
オニュはジャケットにネクタイのキレイめスタイルで、舞台袖から颯爽と登場した。そして曲紹介をして歌い始めた。一曲目は「O(Circle)」オニュの何層にも重なるような歌声にぴったりの曲。
歌い終わってオニュが挨拶をする。
皆さん、お久しぶりです。ただいまー!
客席から「おかえりー!!!!」という大きな声が返って来て、オニュはあのニコニコ顔で嬉しそうに会場を見渡してお辞儀をした。
ファンミーティングまでの数日、私はずっと体調が優れず元気が無かったのだけど、この時だけは自分の中のエネルギーを全部消費する気持ちでおかえりを叫んだ。
2022年7月に行われた日本武道館のソロコンサートの時、コロナの影響で声出しが認められていなかった。
オニュが除隊後に初めて日本に来たタイミングだったので、本当は大きな声で「おかえりー!!待ってたー!!」と全力で伝えたかったのに伝えられなかったことがずっと心残りだった。
その時の分もまとめて伝えられた気がして、私の中に刺さっていた小さなトゲがやっと抜けて無くなったように感じた。
歌って、トークをして、ゲームもして、そして最後にまた歌って、最高の時間はあっという間に過ぎてしまった。
オニュの色んな魅力がたくさん詰まったファンミーティングだった。
前半のジャケットにネクタイのキレイめスタイルも、後半のヘアバンドにラガーシャツにハーフパンツのカジュアルスタイルも、全部全部カッコよくて可愛くて、どーにかなりそうだった。
私たちを想って選曲してくれた曲はどれも温かくて、オニュもちょっと風邪をひいていて、いつもより少し鼻声なのがより愛おしかった。
ゲームコーナーで頑張りすぎて、私たちにも思い出深い、あの緑色のハリボーみたいなイヤモニを吹っ飛ばして壊したのを見た時は、某メンバーを連想して勝手にほっこりした。
壊れたイヤモニを「あとで(イヤモニが)入院します」と言っていたのが、オニュっぽいなーと思って、戻ってきたんだなと実感して笑いながらちょっと泣いた。
全体を通して一番感じたのは、オニュっていつの間にこんな日本語上手になったんだろってこと。
今までもたくさん日本語でライブをしてきたけれど、オニュは慎重に言葉を選んで話す人だし、伝えたいことが日本語でスムーズに伝えられないことをもどかしく感じてるんだろうなと思うこともあった。
なのに、今回は一人で澱みなく進行をして、客席とのちょっとしたやりとりも、その場で思ったことを話すのも、全部スムーズに日本語で話すのを見て驚いた。
(ほんの数回、通訳さんに「これなんて言うの?」と韓国語で聞いた後に、通訳さんの日本語を聞いて言い直していたのも印象的だった)
活動を休止している間、日本に長めに滞在していた期間があったみたいだから、その時にたくさん勉強してくれたのだろうか。とにかく、こんなにたくさん日本語を話すオニュを初めて見て、嬉しく感じるのと同時に、見えないところでの弛まぬ努力に頭が下がる思いがした。
そして、私ももう一度韓国語を頑張ろうかなという気持ちになった。
SM EntertainmentからSHINeeとしてデビューして、16年以上ずっと所属していた事務所から移籍をして、新たなスタートの第一歩だった今回のファンミーティング。オニュにとっても、私たちにとっても意味のあるファンミーティングだった。
きっと今もたくさん不安があるのだと思う。
それでも、ずっと歌っていく、また会いましょうとオニュは言ってくれた。
もちろん嬉しいけれど、約束なんてしなくてもいい。オニュが幸せで健康でやりたいことが出来ていればそれでいい。
それが一番大切だってもう分かっていると思うけど、何度だってそう伝えたい。
オニュの言葉もオニュの歌声も、更に磨かれたダジャレのセンスも、少し時間の経過を感じさせた笑った時の顔のシワも、全部が愛おしくて、いつもこれ以上好きになれないくらい好きなのに、また好きが更新されてしまった。
こうやって激重で拗らせた感想ばかり書くと、手を叩いて笑って泣いた楽しい気持ちが薄れてしまうような気がするから、最後に今回のファンミーティングの個人的ハイライトをいくつか挙げてみようと思う。(最初から最後までずーっとハイライトみたいなもんだったけど)
【個人的ハイライト】
①オニュ、テミンの第一印象を語る
過去にテミンがオニュの第一印象を話した内容を当てるクイズで、「坊主頭が印象的だった」と言う答えをあっさり当てて、その流れでテミンの第一印象を話してくれた。
「テミンくんの目には夢が見えると思った。夢を叶えられる人、努力の人だから〜」と。
コーナーが始まって初っ端がこれだったのだけど、私オニュペンで、オニュとテミンの絡み(オンテム)が3度の飯より好きなんですよ。
いきなりオンテム浴びせられて過呼吸になりそうなくらい興奮して。ずっとオニュのターンでそれだけで幸せなのにオンテムまで供給されたら本当に倒れるかもしれない…でもまだ始まったばかりだし気をしっかり!!と脳内パニック。ありがとうオンテム。具合悪いの治った気がした。薬より効くわ。
②時々繰り出される一人称「オレ」
丁寧に話してる時は「自分は〜」とか「僕は〜」とかなのに、ふとした時にポロッと出てきた「オレ」って一人称に、え、今「オレ」って言いました!?!?オレって俺??え!!なにそれかっこいい…むり好き!!!
本当に自分気持ち悪いなって思いながら、でもニヤニヤしながら一人称「オレ」を噛み締めてた。
もう好きすぎてしんどい。
③末っ子バンドメンバーに圧が強い
キーボード担当の方が一番年下で、時々オニュに質問されて答える時にスマホで日本語翻訳した音声を使うVIVANTのドラム方式だったんだけど(笑)スマホに打ち込むから少し時間がかかって、待ってるうちに話題が流れてて、本人はもう答えなくて大丈夫なのかな?って油断してたとこに、「で、準備できましたか??」って急に振るとこがSっぽくて、ちょっと圧が強くて笑った。もちろん冗談とゆーかオニュなりのユーモアなんだけど、たまにこーゆうとこある。そんなところもすげー好き。
以上が厳選に厳選を重ねた個人的ハイライト。
オニュペン、幸せだね。
こんなふうに思えるのも、元気に戻ってきてくれたおかげ。
戻ってきてくれて、歌ってくれてありがとう。
結局はここに辿り着く。当たり前じゃない幸せをくれるオニュに、1つでも多く、1秒でも長くペンライトの光を見せられるように、これからも全力で応援したい。
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