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オニュが戻ってきたSHINeeに会いに6年ぶりに韓国行ってきた①

キラキラの衣装を身に纏って並んで登場したSHINeeの中にオニュを見た時、このために、この瞬間のために、私は韓国まで来たんだ。そう思った。
思い切り叫びたかったのに、胸がいっぱいで涙を堪えるので精一杯で。
「あぁぁ…いる……!」
最初に口から漏れたのはそんな呟きだった。


6年ぶりの韓国。あまりにもブランクがありすぎて、初めて行くくらい緊張していたのだけど、終わってみたら全然心配することはなかった。

最後に韓国に行ったのが2018年6月の正規6集EP.2『I Want You』の活動の時で、『Tell Me What To Do』で渡韓しなかったことを今でもずっと後悔してるのだけど、同じ後悔をしたくなくて弾丸で見に行った。4人で進むことを決めたSHINeeを少しでも近くで応援したかった。
あれからコロナがあって、そもそもグループで活動してない時期もあったりして、気がついたら6年も経っていた。

ソウルコンには何度も行ったことがあるけれど、今の仕組みで自力でチケッティングに成功する自信がなくて、寝る間を惜しんでキャンセルチケットを拾ったり、チケットが確保出来るまで不安な日々を過ごすのに耐えられそうになかった。
だから、割高だが安心安全(?)のグローバルパッケージ(以下、グロパ)で行くことに決めた。
円安のせいでびっくりするくらい高かったけれど、背に腹は変えられない。推しに貢ぐと思えばちっとも惜しくない。

5/25のデビュー日の公演が含まれるコースがあっという間に埋まってしまって、日程的にも2泊3日が限界だったので最終日の公演だけの参戦になった。楽しみは最後まで取っておこう。昔の自分なら入れない公演のことが気になって仕方がなかったと思うが、もうだいぶ大人になったので以前より待てが上手にできるようなった。
25日のストリーミングも我慢した。26日に会場で自分の目で確かめたかった。

グロパは会場まで専用のバスで送迎をしてくれるので、ソウルコンが初めてだったり、特に1人参戦で移動に不安がある人には安心だと思う。
昔はコンサート前に色々連れ回されていた記憶があるが、今回はシンプルにホテルと公演チケット、参加者限定のグッズ、会場とホテル間の送迎、スナック(今回は帰りのバスに乗る、もしくはバスまで取りに行くともらえた)以上。
会場がお馴染みのKSPO DOME(この呼び方は全然慣れない。オリンピック体操競技場がしっくりくる)じゃなくて、仁川空港の側にあるインスパイアアリーナだったので、グロパの送迎は今まで以上に価値があったように思う。

グロパにはメンバー宛の手紙を専用の用紙に書くと、ツアーガイドさんが取りまとめて渡してくれる特典がある。事前に準備をしていかなかった私は時間が足りなくて、せめてオニュにだけは気持ちを伝えたい!と思って出発までのわずかな時間で手紙を書いた。

おかえりなさい、戻ってきてくれてありがとう。あなたの歌に、笑顔に、たくさん幸せをもらっています。オニュも幸せでいてください。ずっと応援しています。

そんな内容を、ものすごく久しぶりにハングルを使って書いた。簡単な内容だけど、伝えたかったことをギュッとまとめたつもりだ。幸せでいてほしい。笑っていてほしい。ほんと、それだけ。

色んな年代、色んな国籍の人と同じバスに乗って会場に向かう。隣の席に座った方が近くの人と英語の会話で盛り上がってるのを聞きながら、バスの窓から見える景色を眺めていた。
漢江沿いの道路は相変わらず渋滞していて、けれど渋滞を抜けると、スピードをあげて決して丁寧とは言えない運転で、バスはどんどん会場に近づいていった。

いつかの早朝にタクシーに乗ったら、地図上では30分ほどかかる道のりを、道が空いているのをいいことに、恐怖を感じるスピードで15分で到着した時のことを思い出した。
朝早いのに蒸し暑くて、運転手のおじさんが気を利かせてタクシーの窓を少し開けてくれた。
車内に吹き込む風がものすごくて、ずっとグリップに捕まりながら、とにかく無事に着くことを祈っていた。
あの時も漢江沿いのこの道を通った。行き先は放送局、SHINeeの事前収録に参加するためだった。

仁川に近づくにつれて雲が厚くなり途中で雨が降り出した。周りに何もない道を進んで行くと、突然ギラついた大きな建物が見えてきた。
カジノやホテル、ショッピングモールが併設される大型施設インスパイアリゾート。
その中のインスパイアアリーナで3日間行われるコンサートの最終日。
3人でアジアを周って、ソウルに戻って行われるアンコールコンサート。約1年の休止期間を経てオニュが復帰するアンコールコンサート。
私にとっては最初で最後のアンコンがいよいよ幕を開ける。

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